台風10号による被害、十勝管内にも色々ありましたが、大きな缶詰の製造工場が稼動できない状況になりました(これを書いている現在も)。
その工場では、国内産とうもろこし缶詰の75%のシェアを誇る規模の工場です。十勝管内の契約農家さんから収穫期に一気にとうきびを仕入れて即加工、新鮮なもぎたての粒が缶詰になるのです。
その工場が稼動できないため、契約農家さんのとうきびが収穫できず畑にすきこむしかない、のだそうです。(地元紙朝刊の一面の記事になりました)
工房のご近所の生産者さんから「加工用のとうきび」の情報をいただきました。加工用のものは、一般的なスイートコーンと違い、「モチモチした食感」「控えめな甘さ」「大粒」が特徴のようです。
早速、畑へお邪魔して「加工用とうきび」を10本ほどいただきました。粒が大きくて黄金色、本当にきれいです。レンジでチンして早速いただきました。
「オヤツというよりも食事になるとうきび」という感じ。
「昔食べた懐かしい味、それほど甘みはないけど、昔はこれが主流だった」という人もいました。
そんな「加工用とうきび」、一般に出回ることはなく十勝の生産地に居るから味わえた逸品でした。