月別アーカイブ: 2011年3月

幸せのたまご

震災から2週間がすぎた。

福島県にいる祖母や親戚の無事を確認したものの、

今も状況が分かっていない知人がいる。無事に避難しているのだろうか。

昔、仕事で訪れた岩手県や福島県の会社の無事を調べたり、、、

そんな心落ち着かない2週間だった。

被災していない十勝で、ソワソワしている場合ではない。

・・・と、4月のイースター・クッキーを作り始めた。

少しでも温かい気持ちになれるように、

少しでも未来へ希望を感じられるように、

少しでも・・・。

大変な状況を抱える場で「幸せを」なんて今は言葉にできない。

けれど、やはりそう言える日が早く来ることを願ってやまない。

イースターの卵を沢山作った。細かいレース模様を入れて。

復活の象徴である卵に幸せの想いを込めて。

4月6日(水)~伊勢丹・新宿店・地階、「マ・パティスリー」にて販売予定です。

復興を願って

震災の日からずっと心が落ち着かない。

心の奥がざわざわして、集中できなくて。

被災していない自分ができることは、せめて元気でいること。

で、ようやく新しいサンプル作りにとりかかった。

まずは4月のクッキー。

買いに来て下さる方が、ふわっと明るくなる、笑顔になるようなクッキー。

頑張って作ろう!

灯りと温もり

移動の車中、ずっとラジオを聞いていた。

全国から寄せられる応援のメッセージ、被災地へ向かっている人からのメッセージ、

そして今も被災地にいる人からの現地の声。

「極限の状況の中、これ以上頑張れなんて言えない。どうか無事で、どうか生き抜いて」

ほんとうに、そう。

頑張れなんて言えない。

16年前、関西へ移住して一年目に遭遇した阪神・淡路大震災。

焼け跡は戦場のようで、寒空のもとみんな必死だった。

街の灯は消え、心まで寒くなりそうな光景だった。

今、東北地方の避難所で一番欲しいのは、きっと灯りと温かいもの。

燃料やふとん、温かい食べ物。

今、十勝からできること、、、寄付と祈ること。

これから長引くであろう復旧作業、復興までの道のり。

どうか一日も早く温かい生活へ戻れますように。

帰路の狩勝峠。

十勝の空はこんなにきれいなのに…。

それにしても、、、一時間の商談で往復7時間、北海道は広すぎる・・・

無事です

震災からもう7日、こういうことはもっと早く書かねば…。

十勝から遠く離れた方々から、「大丈夫ですか?」とのメールをいただいた。

十勝は揺れは大きかったものの、被害はほとんどなく、震災前と変わらない生活が送れている。

遠く離れた小さな工房のことを心配してもらえる、、、何だかとっても嬉しかった。

心から本当に感謝です。

しかし、震災後、北海道外への宅配便が全てストップしたのには本当に困った。

週明けには再開したものの、今も指定日配送はできない状況。

道内でまかなえるものはいいけれど、資材や特殊素材はいつ入荷されるか分からない。

でも、そんなことは被災地にくらべたら何でもないこと。

日常生活が送れているのだから。

阪神大震災の記憶が蘇る。

失って初めて感じること、、、何もないことがが平和だということを。

感謝

先日、伊勢丹・新宿店B1 「マ・パティスリー」さんでクッキーを販売しました際、

菓音のショーケースへいらしていただいた方、購入して下さった方、本当に有難うございました。

3月2日午後に2時間ほど、お店の横に立たせていただきました。

慣れないながらもお客さまとお話ししたり、ラッピングのお手伝いをしたり…

十勝では感じ得なかった新鮮な思いを沢山味わいました。

伊勢丹スタッフの方々も、テキパキとお客さまの対応をこなしながらも、

笑顔を絶やさずにご案内したり、商品に気を遣ってくださったり…本当に感謝です。

次回は4月6日(水)より販売の予定です。

その期間中も東京にいる予定ですので、またショーケース横に立っているかもしれません。

そして、今回から工房のカードを作りました。スマイルカードです。

菓音の目指すお菓子は「心がほっと温かくなるような素朴なもの」。

顔の上に「ハッピーなスウィーツを創る工房、菓音」という意味の英字を入れました。

裏面に工房の住所とURLを入れています。

あと、工房のカードと同じ柄でメモカードを作りました。

左下が工房のカードで、右下がメモカード。雪の結晶を入れています。

何か渡すときや送るときに、ひとこと添えるのにとっても便利。

これが結構好評のようで、、、もしこのメモカード、ご希望の方がいらしたら(いないかも??)販売してみようかな。。。

WEBショップも久々に再開しました。

よかったら見に来てくださいね。