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THE ROYAL EXPRESSさんの北海道クルーズ

東急さんの豪華列車ロイヤルエクスプレス 、普段は横浜〜下田間を走るクルーズトレインですが、8〜9月は北海道に上陸、JR北海道の線路を走って周遊の旅をします。3泊4日、全8回の運行、そして今年は北海道運行の3年目。

青色、濃紺にも見える美しい色の列車、THE ROYAL EXPRESS。

納品するお菓子は、十勝の風景の中を走るロイヤルエクスプレス 。そしてロゴマーク。

紺色のオリジナル箱にクッキーを収めて完成です。

今日はその2週目の運行、新得駅でお菓子を納品、新得駅〜帯広駅を走行中にクルーの方々がお客様へお配りするという段取り。2度目の新得駅へ納品、帯広から1時間弱のドライブはお天気が良くて素敵な十勝の風景を眺めての運転。

帯広から西の方へ45km走って新得町、そして新得駅、可愛い駅舎です。

小さな駅ですが新得町でNHKさんの朝ドラ「なつぞら」のロケが行われたこともあり、新得駅構内に俳優さんのサインが飾られています。

駅の電光掲示板にロイヤルエクスプレス さんが表示されています。

 

15:29に列車がホームに滑り込んできます。駅員さんや新得町の観光協会の方々、列車ファンの方々が旗を振ってお迎えします。

ロイヤルエクスプレス さんは電車の車両、電気の通っていない北海道の路線を走るために、2両の機関車で電源車1両と列車5両を牽引します。ディーゼルエンジンのない列車をJR北海道さんの路線で走らせる、それだけでもすごいなぁ…と感心してしまいます。

15:29〜15:31の2分間の停車時間、担当さんへお菓子をお渡しして、「2週目頑張って」の応援メッセージと短い会話を交わしてお見送り。この2分のために、ですが!列車のお迎えとお見送りが結構楽しい!!!  十勝にこんな素敵な列車が走るなんて…にわか鉄子です。たくさんスマートフォンで写真を撮りました。

窓から顔馴染みになったクルーの方々が手を振ってくれて嬉しくて、思いっきり両手を振り返してしまう。列車って良いですね、こんな空気感と嬉しさを初めて知りました。

列車が見えなくなるまで見届けて、写真をとってしまう…鉄道ファンの方々の気持ちがわかったような気がします。

新得駅を後にして、新得町内にあるチーズ工房・共働学舎さんへ立ち寄ったり、田園風景を眺めて写真を撮ったり。久々に新得ドライブをしました。

ドラマ「なつぞら」の世界を楽しみました。

さて来週もロイヤルエクスプレス さん3週目の新得町へ。無事の運行と好天気を祈ってます!

 

 

 

なつぞら!

十勝、帯広も梅雨のような日が続きましたが、数日前から晴れ続き。気温は30℃前後まで上がり、夜になると20℃前半まで落ちるので過ごしやすいです。

風景も夏の深緑、晴れると太陽の光で木の葉がきらめき、風がそよぐと木々も歌っているようです。

牧場も深緑。放牧牧場では牛さんたちがノンビリと草を食み、まさに「なつぞら」の世界です。十勝のお気に入りの景色を描いてギフトの製作を…

牛さん1頭1頭も細やかに。レースも1本ずつ線を引き、レース刺繍をするのと同じ感覚で細やかに描きます。

同じ牧場の夏と冬。深緑の景色と白銀の景色、180度変わる景色に何度見ても何年見ても感動します。

真夏だけど、真冬の十勝の牧場を…少しでも涼しい気持ちを味わっていただけたらと思います。

日本各地で酷暑のニュースが聞こえてきます、どうか体調にお気をつけて素敵な夏をお過ごしくださいませ。

 

歴史あるハープをアートクッキーに…

ナーデルマン・ハープ、約250年も前 マリー・アントワネットの時代の、初めて拝見したハープでした。

1か月ほど前にお受けしたクッキーギフト、物語の詰まった美しいハープをお菓子で描いて欲しいとのご依頼。以前、ラテンハープを弾いてた身としても、楽器そのものへの好奇心もあり、じっくり取り組みたい作品でした。

いただいたお写真やCDジャケットのデザインを何度も見て、構図を決めてクッキーに描いて。半立体になるように、美しい装飾部分が浮き出るように…

ご依頼主さまやお贈りになる先さまのお名前やお誕生日は伏せるということで、お写真を掲載させていただきます🙏

頭部の巻貝のようなデザイン「エスカルゴ」、ヴァイオリンの先端部分と似ている気がします。ヨーロッパでこの渦巻き型のデザインは美しい形だったのでしょうね。そして蔦のデザインや優雅な曲線も。

左端のグレーのレース部分にはある楽曲の1フレーズを。お贈りになる方のお好きなオペラの曲、ハープの楽譜を拝見して、そのような雰囲気で入れさせていただきました。

ケースにお入れして紅白の糸で結んで完成です。

ご依頼主さまからお贈り主さまへ無事にお渡しできたご連絡をいただいた時、ホッとした気持ちと、このお仕事のさせていただいて良かったという嬉しい気持ちでいっぱいでした。Y.I.さんへ心から感謝です。

ご依頼主さまから後日にいただいたメッセージに、ナーデルマン・ハープのご説明をいただきました。少しだけハープのマニアックな情報をこちらにも。

1700年代のハープはシングルアクションハープという、後の1810年に発明されたダブルアクションハープの前のもの、半音を出すために改良されたハープ。フランスでよく使われ、マリー・アントワネットが好んで宮廷で演奏しパリのサロンで流行したようです。マリー・アントワネットの専任のハープ製作者だった「ジャン・アンリ・ナーデルマン」、改良を重ね装飾を加えて美しく仕上げたハープの制作者、ナーデルマンの製作したものだけに与えられる名称が「ナーデルマン・ハープ」なのです。

約250年も前、フランス革命の中を生き残り、長い間 古城で眠っていたハープが奇跡的に良い状態で発見され、日本に渡ってきた…ハープの長旅を考えると、本当によくここまで辿り着いたなと感動します。

ナーデルマン・ハープが世界に何台残っているのは不明ですが、ヨーロッパの美術館や博物館をはじめ日本にも所蔵品として現存しているようです。その音色の特徴はチェンバロに近いものとのこと。マリー・アントワネットが奏でた音色、時を超えて想像だけが巡ります…

Y.I.さん、この度は素敵なハープのご縁を、ありがとうございました。

クルーズトレイン THE ROYAL EXPRESSさんの旅

回想録になりますが…4月のある日、横浜〜下田間の列車旅を味わいました。

昨年末にTHE ROYAL EXPRESSさんからのお声がけで横浜のクリスマスパーティーにお菓子をご提供させていただきながら、列車旅とは何ぞや?という思いのまま…繁忙期開けて、体験させていただきました。お取組み先としてではなく、イチ乗客として。

水戸岡鋭治さんがデザインされた列車、内装もとても素晴らしいものでした。写真では伝わらない、空気感がありました。岡山の家具屋さんがルーツの方とのこと、椅子の座り心地、機能と美しさを兼ね備えた造り、居心地がとても良いのです。

お料理は「羅漢」さんの監修によるもの。細やかな細工、素材に程よい手を加えられた逸品、複数素材を合わせながら味の落としどころもよくて、最後まで楽しみました。

桜がテーマのお料理、見た目にも美しく心に残るひと時でした。

クルーの方々の温かいおもてなしと笑顔。素晴らしい内装だけでなく、それを包む空気はクルーとお客様から生み出されるものと感じました。写真や聞いただけでは分からなかった列車旅、乗車して観て触れて味わって、そこに流れる音楽を聴いて、素敵な空気に包まれて、そんな旅を知りました。

伊豆急下田駅に到着すると、ヴァイオリンの生演奏でお客様の下車をお見送り。駅にTHE ROYAL EXPRESSテーマ音楽が流れる特別感があります。

ヴァイオリニストの大迫淳英さん、大島紬大使とのこと。この日、大島紬を着て観ました。

旅は、片道と往復の2種類があり、4月は片道乗車。列車を降りた後は下田の街を散策。駅の目の前にロープウェーがあり、寝姿山の山頂へ5分ほどで行くことができます。山頂には東急さんのROYAL HOUSE、見晴台の素敵なカフェがあり、ペリーが来航した湾が一望できます。

 

ペリーが来航したのは1854年3月18日から21日間とのこと。68年前の3月、もう桜は咲いていたのでしょうか…。寝姿山から見たこの日は快晴、美しい海が一望できました。

ロープウェーで山を降りて、下田の街の港の方へ散策を。港近くにペリーロードという情緒あふれる通りがあります。

 

伊豆急下田駅からペリーロードまで10分くらい。夕暮れ時の風に吹かれての散歩、潮の香りも心地よかったです。

このペリーロードから近く、駅へ戻る方向に日新堂さんというお菓子屋さんがあります。昔懐かしい店内に置かれたマドレーヌとレモンケーキ、三島由紀夫さんが好きだったというお菓子。

数個ずつ購入しておやつにいただきました。

この日は伊豆急下田駅に1泊、翌日は伊豆急の列車に揺られ、海を眺めながら帰りました。

THE ROYAL EXPRESSさんの素敵な空気感、旅の時間は実際に味わって感じるものがありました。旅先へ移動手段として列車を使うことが多いけれど、移動ではなくその時間と空間全てを存分に味わう旅もあるのだと知りました。

心に残るもの、素敵を創る、良い刺激をいただいた旅、ご縁いただいた全てに感謝です。ありがとうございました。

東京であれこれと…

繁忙期が終わると東京中心に南へ、暮らすような旅をします。製作仕事に精魂尽きて充電の旅へ。先日帯広を発つときの夕暮れの1枚を。

自然豊かな十勝から東京へ。

飛行機で1時間半程、バスに乗る感覚で気軽に移動できます。昔、バイヤー仕事をしていたこともあり、飛行機で各地へ飛ぶのは日常感覚、「行きたいところへ、会いたい人のところへ」は今も変わらず。

観光という感覚は昔からなく、今回も東京は百貨店さんの現場を拝見したりバイヤーさんにご挨拶をしたり…という旅です。

東京駅前を通りかかると、丸の内側はウエディングの前撮りスポットなのですね。夕暮れ時に4組ほどが撮影していました。

この日の目的はホテルのラウンジコンサート。

メズム東京、浜松町駅・竹芝駅の近くにあるラグジュアリーホテルです。その16Fのラウンジ、The東京という感じの夜景をバックに演奏が行われます。席数はゆったりと少なめ、贅沢な空間、落ち着いてお酒と音色を楽しむ最高の穴場です。

ヴァイオリン、チェロ、ピアノのトリオの演奏。音旅演出家でヴァイオリニストの大迫淳英さん、チェリストの堀内美貴子さん、ピアニストの傳かおりさん。コンサートホールで演奏される方々の演奏を、間近で寛ぎながら楽しめることも、メズム東京さんの素晴らしいところ。月に一度演奏されているそうなので、また機会があれば聴きに参りたいと思います。