2015年の終わりに仕上げたミニブック、Art sweets KANON 。

十勝の小麦と甜菜糖、それを使ったアイシングクッキーの紹介。マッチ工場の様子を描いたページや、工房と十勝暮らしを伝えるページもあります。

副題は「お菓子な絵本」。文字は少なめ、写真をたくさん入れました。

A5サイズ、26ページの小さな冊子だけど、独創的なアイシングクッキーや工房の様子を描きました。来年、WEBショップで販売予定、1冊￥350(税抜）、お求めいただけましたら幸いです。

しかし、肝心のWEBショップは3月以降になりそうです・・・。

１〜２月はイベントが続きます。髙島屋さんでWEB注文・全国配送して下さるので、ぜひこの機会をご利用いただけましたら幸いです。

＊1月13日(水)〜19日(火)　伊勢丹新宿店さん、B1の和菓子売場

マッチ棒クッキー、白軸・黒軸、２種類、販売します。

＊2月4日(木)〜2月14日(日)　日本橋高島屋さん、8F催事場

バレンタインイベントへ、クッキーで参加いたします。

催事場の店頭販売と同時に、高島屋さんのWEBショップでマッチ棒クッキーを販売されます。サイト開設されましたら改めてご案内いたします。

＊2月23日(火)〜29日(月)　博多岩田屋さん、催事場

イベント会場でマッチ棒クッキー、アイシングクッキーを販売します。

ホワイトデイにもご利用いただけるかと思います。

これを書いている12/30、今年もあと少し。

2016年も、十勝産素材とこの恵まれた環境をベースに、素敵なモノ・コトを作っていきたいと思います。

皆さまも、どうぞ良いお年をお迎えくださいね。

そして来年、また何処かでお会いできることを楽しみにしつつ♪

十勝菓子工房 菓音

甲賀静香

雪あかりに包まれた静かな夜。

皆さまはいかがおすごしでしょうか。

慌ただしい年末だけど、今宵ひととき、心安らかに過ごせますよう。

お互いに誰かの幸せを願う、そんな世の中になることを願って。

フィンランドの友人から毎年届くクリスマスカード、今年もいただいた。

もう10年も会っておらず、カード以外で連絡をとることはないので、カードで「元気にやってるんだな」と思う。日本の年賀状のような感覚。

フィンランドに初めて行ったのは神戸在住のOL時代。もう15年以上前、EU統合前でフィンランド通貨が流通していた頃。ヘルシンキから北上して、ラップランド（=北極圏）にある最北端の村、「イナリ村」へ滞在した。

すっかりフィンランドの透明な空気に魅了されて、その後も５回ほど旅をした。三度目の訪問でイナリ村に友人ができ、彼の家にホームステイさせていただき、アイスフィッシングをしたり、お母さんから料理を習ったり、フィンランドの福祉の良し悪しやインターネット学習が進んでいることなど話題も聞くことができた。

今やすっかり北欧ブームとなり、イッタラやマリメッコの商品、ムーミングッズを当たり前のように見るようになった。素敵なデザインだと思う。でも、欲を言うなら、フィンランドの気候風土や歴史についてももっと見てほしいし、知ってほしい。何故そういうデザインが生まれたのか。何故フィンランドの人々が自国のものを愛して長く使い続けるのか。

北海道、十勝へ移住し、どこか北欧に似ている気候を味わうようになって、フィンランド旅が記憶から薄れつつあるけれど、クリスマスカードが届くたびに想い出す。フィンランドの自然とともに暮らす心地よい生き方を。