とかち酒文化再現プロジェクトとして動き出して2年で完成、十勝に31年ぶりの地酒が誕生しました。
十勝・音更町で栽培、収穫された酒米「彗星」、地下水「大雪な水」を
小樽の田中酒造さんで仕込んだ純米吟醸酒。
十勝にも7つの酒蔵があったそうですが、時代の流れや焼酎ブームにおされ、
1985年を最後に十勝から酒蔵が消えてしまったのだそう。
十勝のお酒の協同組合発足100年を記念して「とかち酒文化再現プロジェクト」として動き出したとのことで、ぜひ頑張ってほしい動きです。
十勝は、米も作れるし、難しくても酒蔵が復活したら嬉しい。
十勝には、味噌や醤油、納豆、パン、チーズ、ワインなど、優れた発酵食品のある土地。
だからこそ日本酒も。
この「十勝晴れ」は、内地(道外のことをそういいます)には出さずに、
「十勝でふるまうためのお酒、来た人をもてなすためのお酒」と位置づけるそうです。
素晴らしいことです。どこでも買えるじゃ、ダメ。十勝でだけ飲める、だからこそ価値がある。
今年は500ml×4000本のみだそうです。ぜひ、十勝へ味わいに来てください。
1月28日に行われた発表会、多くのが関わっていることを知りました。
前半は「とかち日本酒再現プロジェクト」の講演会。
小泉武夫氏の日本酒と発酵食のお話し。
米の大切さや発酵食品が体に良いことにはじまり、江戸時代の酒の肴や平安時代の酒など、
幅広い興味深い話しでした。
後半の発表会で、酒粕を使用した惣菜やスイーツの試食会も。
菓音は、酒粕プリン(粕化粧)作ってみました。
酒粕は、乳製品との相性がいいので、牛乳、生クリーム、甜菜糖と酒粕を合わせて
ゼラチンで固めて、小豆の甘煮をしずめました。
いつか商品化する機会がいあれば・・・