月別アーカイブ: 2023年7月

屋久島

6月、旅が続きます。行きたい所…今しか行けないところへ。ということで鹿児島県の屋久島へ、30年ほど前に学生の時に行って以来の二度目の旅。身軽に、ただただ島の空気を味わいたい、30年前に訪れた場所が今の自分はどう映るのか感じたい、単純な想いでした。JALさんのセールを利用させていただき、屋久島は日帰り旅をすることにしました。

1日目:帯広空港ー羽田空港ー鹿児島空港/空港ホテルで1泊

2日目:朝イチに鹿児島空港ー屋久島空港

車は借りず、バス1日乗車券で宮之浦港〜大川方面、紀元杉へ

最終便で屋久島空港ー鹿児島空港/空港ホテルで1泊

3日目:鹿児島空港ー羽田空港ー帯広空港

航空券のセールが無かったら、この度も成り立たなかったのですが…運よく予約できたので鹿児島ー屋久島へ日帰り旅です。さらに運よく鹿児島空港ホテルを全国旅行支援で予約できたので2割引プラス地域クーポン券もgetです。

鹿児島空港に着いたのは19時半頃。雨でした。三日間の天候はイマイチで大雨の予報も出ているほどの天気。もし屋久島へ飛べなければ鹿児島市内へバスで行って市内観光に変更も考えていました。

鹿児島空港、以前来たのはいつだったか…記憶にないくらい利用したことのない空港でした。3階に航空展示室「SORA STAGE」があるということで行ってみました。

予想していた以上でした、飛行機好きの方にはオススメです。

フライトシュミレーターもあった!夜遅くて終わっていたけど。

ひと通り見学、終始貸切でした。見終わってホテルへ。この日は温泉へ浸かって就寝。

大雨の心配をしていのに青空!!

晴れた!

屋久島空港行きは天候調査、出発前まで現地の天候状況を確認した上での出発になります。鹿児島空港は晴れていても屋久島が霧などの視界不良だとUターンか欠航になります。大丈夫!と思っても出発まで不安がつきまとう離島便です。でも、まぁ、飛ばなければ鹿児島市内観光するし…と楽観的な気持ちで待つのみ。

JACさんのATR72-600、プロペラ機です。

出発予定9:00、屋久島空港到着は9:30、乗りたいバスは9:44、それを逃すと次のバスは10:28です。小さな空港なので、定刻通りなら間に合うはず!と時計とバスの時刻表を眺めていましたが…9時過ぎても飛ばない。「出発準備に時間を要しています」というアナウンスがあるのみ。9:25頃ようやく出発、遅れの原因は「荷物の数量確認」とのことT_T    それでも欠航にならず、飛べただけでラッキーと考えよう。

30分遅れで到着、屋久島は雨。海岸線すぐのところにある滑走路、雲が低かったので無事に着けたことが有り難いです。

屋久島のバスは便数が多くはなく、19:00発のフライトまでに出来るだけ広範囲を周る作戦。しかも1日2便しかない紀元杉まで行きたい。

 

引用元:屋久島観光協会WEBサイト

屋久島観光協会さんのサイトに様々な地図やバス路線図があり、全てダウンロードできます。海外観光客の主要な言語の地図もあり、さすがです!

「合庁前」を起点に南側から西の終点「大川の滝」、反対の北側は「合庁前」から空港を経て西の終点「永田」、「合庁前」から島の中央(山頂)へ向かう紀元杉行き(1日に2便のみ、片道1時間!!)一番下にバスの時間と乗り継ぎを記録。

昔、宿泊した「いわさきホテル」、当時のまま!庭園を見渡せるガラス張りの壁と大きな屋久杉が記憶に残っていた。父に連れられて移動もお宿も全てお任せだった当時、飛行機代も宿泊代も合わせると決して安くはない旅だった。そんな旅をさせてもらったこと、当時ちゃんと感謝してたかな…当たり前のように連れてきてもらったような気がする。縄文杉まで登山したことは鮮明に記憶に残っている。改めて父に感謝の想いでした…。いわさきホテルから父へありがとうの想いを込めて画像とともにLINEメッセージ(30年も経て改めて感謝)。

いわさきホテルから逆方向のバスへのり合庁前で下車。近くの観光センターへ立ち寄り、スタッフの方と屋久島のこと暮らしのことなどお伺いして。そこから紀元杉行きの2便しかないバスへ。片道1時間!

バスはずっと細い登り坂を上っていきます。晴れていたら海がくっきり見えるのだけど、なかなか晴れず。終点に近づくと道は車1台分しか通れないくらい狭い。絶対に自分の運転技術では登ってこれなかった…公共バスで大正解でした。

終点「紀元杉」14:37着、出発は14:55。18分間の滞在です!

バスを降りて徒歩数分の紀元杉へ。気温は低いけど湿度は高め。木々の緑が濃いです。

屋久杉の周りに遊歩道があり、ぐるりと一周歩けます。縄文杉より小さいと言われながらも、この大きさと存在感、神様の宿る木まさに御神木です…。木の横に赤い服の女性がちょうど写っていて、木の大きさが感じられます。

紀元杉をじっくり拝見して再びバスへ。帰りも1時間かけて下山です。バスの車窓から山の斜面をよく見ると、本州ではありえないくらいの太い杉がけっこうある。噂では縄文杉よりも樹齢の長い木が山奥にあるのだとか…屋久島は本当に神秘的な島です。

バスで下山して「合庁前」から乗り換えて「宮之浦港」へ。

宮之浦港は小雨、大降りじゃなくて良かった。周辺を散歩していると世界遺産登録の碑がありました。1993年、日本初の世界自然遺産に登録。

港前のお土産物屋さんに立ち寄り、再びバスに乗って空港へ。一日中、ずーーっとバスに乗りつづけました。こんなに公共バスにお世話になった旅は初めてです、有り難いです。1日乗車券は2,000円ですが、おそらく通常運賃6,000〜7,000円分くらい乗ってる!

ちょうど紫陽花の時期でした。島内のあちこちで見ましたが、空港付近の紫陽花がとても綺麗で…

空港には低い雲、直前まで天候調査。大丈夫だろうと思っていても、最終便だし、もし着陸できず引き返されたら帰れない!…という一抹の不安がありましたが、無事に飛んできてくれて着陸、ホッとしました。

出発する頃には少し空が明るくなってきました。晴れることはなかったけれど、土砂降りにはならず、霧もなく、本当に有り難かったです。

機内の窓から山がくっきり見えました。飛行機が動き出し、景色が流れていくと「来て良かった」という気持ちと「ありがとう」の気持ちと、無事に終えた安堵感が広がりました。

上空に上がり、屋久島が後方へ見えなくなる頃、空が黄昏色になり、夕日が赤く色づき空の色が刻々と変わり…あまりに綺麗でずっとスマートフォンのカメラで撮り続けました。島巡りで雨だった分、上空で最高の贈り物をいただいた気持ちでした。「神さま、ありがとうございます!」心の奥から湧いてきました。

鹿児島市の上空へ入ると空も地もオレンジ色に染まっていました。

鹿児島空港へ到着して飛行機を降りると、空がオレンジ色に染まっていました。上空から見ると、あんな風に見えるのだと初体験でした。

屋久島、日帰りの旅、バスで巡る旅、紀元杉、素敵な旅でした。30年前と変わらないところ、新しく感動したところ色々。普段は思うことのない想いが蘇りました。

この日も鹿児島空港ホテル泊。

翌日、鹿児島空港から羽田空港へ。鹿児島空港での待ち時間に聞いたアナウンス、屋久島行きの便「鹿児島空港か福岡空港へ引き返す可能性があります」…って。福岡空港?!屋久島へ行こうとして福岡空港に行ったら大変!!!  だけど、他の空港に降りれなければそれしかない、離島の旅はそういうものなのだと知りました。

羽田空港で乗り継ぎ、最終便で帯広へ。

無事に帰れて感謝感謝の鹿児島ー屋久島旅でした。

〈備忘録〉

バスの1日乗車券:2,000円/屋久島交通のみ。

屋久島空港10:00着ー10:28空港発のバスで大川の滝方面「いわさきホテル」11:12着ー折り返して反対方面行き11:30発に乗り「合庁前」12:07着ー「合庁前」13:30発に乗り「紀元杉」14:37着ー折り返して「紀元杉」14:55発に乗り「合庁前」で乗り換え16:32発に乗り「宮之浦港」17:04着ー折り返し「宮之浦港」17:25発で「空港」17:48着ー屋久島空港発19:00発 JAC最終便

 

 

 

沖縄、慶良間諸島の座間味島

6月、梅雨入り直前の沖縄へ!  那覇はホテルラッシュ?!新しいホテルが次々とオープンしています。この6月の旅は美栄橋と泊港近くの2箇所の新しいホテルを選びました。那覇市内に泊まって、泊港から座間味島へ離島の日帰り旅です。

 

帯広空港から羽田を経由すると那覇の到着は夕方。しかもJALさんのA 350を選んでいくので、羽田発14:50で那覇には17:30、ホテルへ着くのは18時過ぎ。那覇で過ごす時間よりも飛行機時間を楽しむ…飛行機ヲタクでもあります。

美栄橋付近の新しいホテル、内装やデザインが面白かったです。二日目の朝、ホテルで朝食を済ませていよいよ泊港へ!朝9時発の座間味行きに乗船です。

泊港から、離島へ向かう高速船やフェリーが準備を終えると次々と出航していきます。空への港、空港も好きだけど、海の港も良い感じ。

泊港のチケット売り場は行き先で窓口が分れますが、座間味島行きの高速船を事前予約の上、当日チケットを購入。WEBサイトからクレジットカード決済で購入も可能。当日の運航状況、この日は快晴、波も穏やか、遅延もなく順調でした。座間味島行きは、高速船とフェリーが発着しています。

高速船/クイーンざまみ:片道3,200円、所要時間は50分

フェリーざまみ:片道2,150円、所要時間120分(阿嘉島経由)

行きは9:00発の高速船で9:50に座間味島へ、帰りは15:00発のフェリーで泊港に。那覇から日帰りの離島旅です、現地5時間の島巡り日帰り旅です。

高速船 クイーンざまみ!

高速道路の下をくぐって行きます。向かいに宿泊するホテル、アンテルーム那覇が。港利用者には便利なホテルです。

定刻通り9:50に座間味港着。海の色がエメラルドグリーン!

サンゴ礁が広がる浅瀬の海、本当に綺麗です。座間味港のすぐそばにある観光センター(青のゆくる館内)で情報収集。この日の干潮は14時、「綺麗な海を見たいなら午前中に海を見た方がいいよ」と観光センターの方のアドバイス。「島の南側を3時間くらいで歩いて回れる」という素晴らしアドバイスをいただき、自転車も車も借りずにウォーキングで回ることにしました。

引用元:座間味島公式サイト

座間味島は周囲23km、一周は車でないと無理ですが、島の西側、約3分の1ほどを回るコースはウォーキングに良さそうです。

観光センター→阿真ビーチ→神の浜展望台→女瀬(なじ)の崎展望台→稲崎展望台→高月山展望台→座間味湾方面へ降りて観光センター

このコースで約3時間、はウォーキングに最適とのアドバイス。「左の方へ行って一周した方が良い、右側は上り坂がキツイよ!」という貴重なアドバイスをいただきました、このアドバイスは大正解でした。

阿真ビーチ、実際に見ると本当に綺麗でした。ずっと見ていたいですが、先を急いで休まずに次の目的地へ。

神の浜展望台。景観を数分観て休息はせずに次の展望台、女瀬の先展望台へ。

ゆるやかな登り坂をひたすら歩く・歩く・歩く…汗が滝のように流れ落ちていきます。快晴な分、日差しが強い!  道の途中で視界が開けて海が見えると気分が上がって足取りも軽くなります。

そしてまた歩く…。途中でミニバイクや巡回バスが追い越していくのだけど、歩くと色々な景色を楽しみ、空気を楽しみ、自然を楽しめるので徒歩が一番でした、が、正直キツかった…笑。帰りのフェリーの時間に間に合うように、しかも坂の起伏や距離が正確に分からない分、どうしても早足になって息切れ続き、そして汗だくに。

慶良間諸島国立公園!です。

展望台へとりあえず登って海を一望、そして休息はせずに次の展望台へ!もはやタイムレースのようです^^;

分かれ道には必ず看板があり、道路も綺麗に舗装されています。南側の海から小高い山を一周するコースは迷うことなく目的地へ行けます。日帰りの短時間旅行者にはとてもありがたいです^^

それにしても…ウォーキングは私一人、前後に人が全くいなかった。開放感!

独特な景観。お昼を過ぎる頃、雲が増えてきました。高速船で10時に島に着いたのは大正解でした!

高月山展望台から座間味港が見渡せます。疲れて展望台の写真を撮ることを忘れてました…汗

高月山展望台の屋根のある休息所から少し離れたもう一つの展望ポイントは必見、絶景のロケーションが見れます。

木々の間を抜けて行くので、この先に絶景が観える場所があるのか??と思うのですが…

干潮になると、天橋立のように白い道が現れます(行き来は禁止)。ずっと眺めていたくなるようなロケーションでした。

高月山展望台からは最終の帰路、座間味港へ向かう下り坂、かなりの急坂でした。ここを行きの登り坂にしなくて良かった〜!!!!と、観光センターのスタッフの方に感謝です。

街なかのお店、105ストアー。離島へ物資を運ぶのも大変だけどとても大切なお店さん。島内での生活、食料品はコープさんがフェリーに注文品を積んで島へ来るのだそうです。

軒下のシーサーくんたち。

何故かパンダが・・・

バナナの花!さすが南国です、民家のお家にバナナの木、そして開花、すごい。

座間味島内にヤマトさん!日本のどこでも配達できることが本当にすごい。郵便局と同じくらい民間の会社で配達網を組めることがすごい。郵便局も民営化したけれど…^^;    自転車と「OPEN」のプレートがカワイイ。

青のゆくる館。出発点に戻ってきた〜!所要時間3時間くらいと言われていた所、1時間40分くらいで回れた!!!! けれど、休憩せずに早足すぎて疲労困憊。でもロケーションを存分に楽しめました。観光センターでアドバイスしてくれたスタッフさんに御礼をお伝えして、島暮らしの様子を少しお伺いしました。

電気は沖縄本島から引いていること、ガスは都市ガスはなくプロパン、ゴミ処理は以前は処理施設があったけれどメンテナンスが大変で現在は船で本島へ運びそこで処理、水はダムがあるそうで(海水を水にする処理施設もあるそうですが、現在稼働しているか不明)、食料はコープさんがフェリーに食料品を積んで販売、など。飛行機の往来はないのでフェリー便が大きな存在、台風の時は欠航になる。天候条件によるけれど、急な移動など緊急時はヘリコプターを手配できるのだそう(有料で)。島の暮らし、魅力も大変なこともあるけれど、その地で暮らすことは尊いことだと感じます。色々教えてくださったスタッフさん、ありがとうございました^^!

干潮時刻は14時。観光センターを後にして、干潮時のサンゴ礁の景色を観に、再び阿真ビーチへ。

確かに干潮だとロケーションが変わる。最大50cmくらい潮位が下がる感じでしょうか。遠浅なのでビーチサンダルで入って海の中を歩いて行けます。

干潮も満潮もどちらも楽しみました!

マリリンの像。ワンコの恋愛物語、実話です。座間味島のマリリン、隣の島・阿嘉島のシロ、飼い主さんが島を渡る時にだけ会えるのだけど、島の距離は30km。マリリン会いたさに阿嘉島のシロが海を泳いで渡ってきたのだそう。「マリリンに会いたい」というタイトルで映画化されていました。

こんな感じで、マリリンはシロのいる阿嘉島を眺めていたのですね…T_T

座間味島を歩いて堪能しました、そして泊港へ。港で予約したチケットを購入、帰りはフェリー、大きいです!出航までの20分ほど、椅子に座ってグッタリしていましたが、船が動き出すと2階の甲板や3階席から海を見物。

フェリーは阿嘉島経由。15分ほどの寄港なので降りないけれど、島を観れるので所要時間120分のフェリー乗船も楽しめます。時間があれば高速船よりフェリーのほうがオススメかも。

阿嘉島の海の色がスゴかった。エメラルドグリーンそのもの。

阿嘉島港をフェリーから見物。下船しなくても雰囲気を味わうだけでも楽しい。

ようやく那覇が見えてくる。

フェリーを降りて無事に離島の旅が終了。日帰りでも十分に楽しめる座間味島でした!

そして泊港の近くにあるホテル・アンテルーム那覇。

デザインが素敵でアート感覚満載の心地よいホテルです。海も、離島へいくフェリーもよく見えるラウンジ。

窓からは海。お風呂がユニットバスではないのでしっかり湯船に浸かって身体を洗えるのも嬉しい、という作りのお部屋。そして最近多い「必要なアメニティーはフロント前で自分で持って行く」というサービス、とても良いと思う。こちらのホテルも然り。必要なものが心地よく整い、不要なものは置かない、快適に過ごせる暮らすように落ち着ける場、アンテルーム那覇さんはそんなお宿でした^^

沈む夕日から空の色が変わって黄昏色に。少しずつ灯がともっていく夜への時間。時折ベランダに出て海風を感じながら港を眺め、部屋の中でのんびりくつろぎ、至福の時間でした。

そして、この日の徒歩数28,367歩でした。

翌朝は海を見ながらの朝食。

目の前をフェリーや高速船が通り過ぎてゆくのですが…この船、JTAさんのジンベイジェットならぬジンベイ船!カワイイ。

ホテルをチェックアウトして那覇空港へ行くと、いた!ジンベイジェット。船と飛行機が見れるとは。

帰りもJALさんのA350。サンゴ礁を見ながら。沖縄、那覇、離島の旅を無事に終えて感謝の想い。海外に行くよりもすっかり那覇にハマりました!

〈備忘録〉

那覇市内に宿泊して、泊港から離島への日帰り旅。

往路:泊港9:00発→座間味港9:50着/高速船 クイーンざまみ

復路:座間味港15:00発→泊港17:00着/フェリーざまみ(阿嘉島経由)

座間味島では動力をレンタルせず、ウォーキング、かなり早めに回りましたがおおよその時間を。

青のゆくる館内・観光センター10:25→阿真ビーチ10:35→神の浜展望台11:00→女瀬(なじ)の崎展望台11:10→稲崎展望台11:40→高月山展望台12:00(15分ほど休息)→座間味湾方面へ降りて観光センター12:20

干潮 14:00 、13:30〜14:00阿真ビーチの干潮を見る、周辺散策

座間味港14:30、チケット購入してフェリーへ乗船

 

 

 

京都へ

先に5月の沖縄の旅を書いてしましましたが…その前に4月末に京都旅へ行きました。浄土真宗本願寺派の総本山、京都の西本願寺で開催の大きなご法要、宗祖 親鸞聖人のご生誕850年、開宗800年の節目の年のご法要です。

しかしながら雨……。住職と坊守と3人で会するのは久々で嬉しい再会でした。法衣に着替えて参列、熊本善教寺としての参列なので熊本組(くまもとそ)からの参加、組長(そちょう)さんに初めてお会いしました。帯広に居ながら熊本のお寺にご縁するとは…いまだに人生はドラマのようだと感じます。

予想はしていましたが…全国から集まるので、すごい人・人・人です。モニターを見ながらのご法要、親鸞聖人が現代を見るとビックリでしょうね…。

雨の中でしたが、無事にご参拝を終えられてホッとしました。

翌日は打って変わっての良いお天気。

午後の伊丹空港発のフライトまで時間がある!ということで伏見稲荷大社ご参拝。電車で二駅、駅からすぐの人気の大社様です。

稲荷大社様の狛犬、お犬さまではなく狐さまですね、金の稲穂を加えている姿が素敵でした! 十勝でも田植えが行われているところもありますがごく僅か、穀類ならほぼ小麦。田植えということが遠いものでしたが、京都はやはり米作、田植えですね。稲荷大社様で五穀豊穣を祈り田植祭、日本の良さを感じました。

伏見稲荷大社は、全国にあるお稲荷さんの総本宮、そして鳥居の数が1万基とも言われています。鳥居の景観から、海外からの観光客が多い!!ざっと見た感じ日本人観光客よりも多かった!  そして自撮り棒にスマホをつけて撮る方が多数、動画撮影をされているYoutuberさんも。鳥居のロケーションがSNSで広まっていることもあって、海外に人気の稲荷大社なのですね。

前知識を入れずにご参拝、千本鳥居が観れたら良いなとフラリと来たのですが…山の斜面に建てられた鳥居は山頂へ向かい山道というか登り坂。帰りの時間が気になって、ひたすら急ぎ足で息切れが半端なかった…

引用元:伏見稲荷大社WEBサイト

低山の登山感覚です、一番山頂に近い一ノ峰にはとても辿り着けませんでした。四ツ辻で折返し、下山といいますか…帰路につきました。

鳥居の参道(山道)は圧巻でした、お天気も良く木漏れ日がとても綺麗でご参拝で来て良かったです。でも、行く前にどんな大社様なのかよくよく調べることは大切…と痛感でした。

そして急ぎ足で京都駅から伊丹空港へ。JALさんのB787に乗って羽田空港へ。

少し雲がありましたが、富士山が見えると気分が上がります。思わず拝んでしまいます、霊峰富士です。相模湾上空から東京湾上空へ向かい羽田空港へ降りるルートは、富士山をぐる〜っと半周見るような感じでお気に入りのコースです。着陸前まで富士山を見ることができました。

羽田空港から帯広への最終便、再び左手に富士山が見えます。ビルがなかった頃の時代は、遠くからもくっきりと富士山が拝めたのだろうなぁ…関東一円から観える富士山は美しい姿で特別な存在、それは今も昔も変わらないのでしょうね。

西本願寺のご法要から京都ミニ観光、そして富士山を見ての二泊三日、良い旅ができました。感謝感謝です。

沖縄、5月の那覇旅

国内の人の動きが活発になり、空港も鉄道の駅も人で賑わっていて活気は大切と思う今日この頃です^^

5月上旬の那覇、梅雨の手前で青空ながら気温は夏、帯広から飛んでいくと一足早い夏気分を満喫しました。

日差しが強いです。沖縄ならではの建物の感じ、こういう路地がたまらなく好きです。

那覇の牧志公設市場へ。沖縄ならではの青いお魚、お刺身か焼きか…。

市場は、ゆいレールの美栄橋から国際通りへ出て、そのまま商店街へ入ったところにあります。商店街の色々なお店を見ながらお散歩、海外の観光客が一気に増えて、お土産物屋さんも通りも活気付いてました。

牧志公設市場から陶器屋さんが軒を連ねる「やちむん通り」へ。

日差しが強い…。陶器屋さんのお写真は撮りませんでしたが、窯元さんそれぞれの個性ある陶器が並んでいました。海と空の色をそのまま焼き込んだような素敵な器が印象的。

やちむん通りから少し入ったところにある琉球料理店「命果報(ぬちがふう)」さん。

沖縄、琉球料理の中に根付く医食同源の考え方に共感することがとても多いです。「命薬(ぬちぐすい)」という言葉、「食は命」「命をいただき身体と心を作る」「食することが命となる」「命の薬が食である」色々な意味が込められ色々な意味に受け取れる言葉、意味も料理も素晴らしいのです。食材も料理の方法も、例えば豚なら耳も足もそれぞれの部位にあった調理をして全ていただく、頭から尻尾、足先まで全て丸ごといただく、とても大切なことだと思うのです。

坂の上に建つ古民家、店内から那覇の街を見ることができて、お隣は窯元さんの釜が見える、素敵な店内。釜は登り窯のように見えたけれど、住宅街の中に登り窯?と思いつつ、窓の外の風景を楽しみました。

地元の窯元さんで作られた陶器が素敵です。沖縄そばと黒米、落花生で作られるジーマミー豆腐、人参シリシリ(この名前がカワイイ)、旬のモズク、生ヨモギ(!)。生ヨモギは初、そばにいれるのですが、予想外に美味しかった!ご馳走様でした(合掌)

命果報さんから、ゆいレールの安里駅まで歩き、安里駅から首里駅へ。那覇市内、徒歩散歩も良いしゆいレールが早くて便利です。モノレールからの眺めが良く、特に首里駅から那覇空港へ向かう景色は市内を一望できてお気に入りです。

史跡・首里城跡が「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして世界遺産に登録されたのは2000年のこと。火災で焼失した建物は現在も修復作業が続いています。

赤い建物の奥、大きな建物を作り内部で修復作業が行われていました。木材や漆を集め技術を含めて当時の姿を修復するということは、新しい建造物を造るよりも難しいことかもしれません…単純に比較はできないですが。

首里城の一角から一望できる那覇の街並み。海も見渡せます。琉球時代、この景色はどのような眺めだったのでしょうね…と思いを馳せながら敷地内を散策。

マンゴーソフトで癒されました^^

首里城を後に、首里駅へ歩いていくと三線のお店がありました。フラリと立ち寄って店主の職人さんと三線のルーツや製作のお話しなど(急に立ち寄ってお話ししてくれた店主さんに感謝です)。

首里駅からゆいレールで県庁前へ。海方面にあるホテルへ。1Fはレストラン&ラウンジ。気軽に利用できて有難いです。

 

ビジネスタイプのコンパクトなお部屋だけど必要なものが心地よく揃うお宿です。街の向こうに海が見えるのと、波の上ビーチや波上宮が近いのでよく利用します(海水浴はしませんが…)

窓外の景色。刻々と色を変える夕焼けを見ながら、部屋でくつろぐ時間は至福のひととき。

晴れの朝、南の空が心地よいです。

ホテルをチェックアウトして那覇空港へ。県庁駅までの徒歩とゆいレールの時間を合わせても空港まで30分くらい。とても便利!

 

JALさんのA350、この機材が大好きです、この飛行機に乗るために那覇へ来るというのは大袈裟かもしれませんが…そんな気持ちもあり。沖縄の北部へ行かず那覇市内だけのコンパクトな旅ですが、一泊二日で楽しめました。

沖縄、那覇、素敵な街です、色々な歴史を経て今があり、想うことも色々ありますが。大好きな街です。感謝。

 

 

十勝、アスパラガスの収穫

6月中旬、十勝のアスパラガス収穫は終盤です。昔、バイヤー時代にアスパラガスの買い付けで畑へお邪魔しました。十勝へ移住後も何度かアスパラを分けていただきにお邪魔したのですが、、、収穫は初めてです!!収穫のお手伝いをせずに、お品だけいただくという…今回収穫体験してちょっぴり反省です(汗)

幕別町で栽培されている農家さんへ朝5時集合!「朝採りアスパラ」ということで早朝収穫です。気温が上がる日中よりも朝涼しい時の方が作業もしやすいし、何と言っても気持ち良いです。朝露が朝日にキラキラ光っていて綺麗でした。

地面からニョキニョキ…つくしのように生えいます。気温が高い晴れの日は成長が早いそうで、半日もしないうちに10cmくらい伸びることがあると聴きました。そんな日は畝を往復してどんどん収穫していくそうです。

初収穫体験につき…このペンチ型のハサミ、初めて見ました。アスパラ出荷をしていたのに知らなかった〜! 針金で規定の長さが分かる、規定以上に伸びたアスパラをハサミでカット、刃の上にある部分で挟んでカゴに入れます。

畑の畝に沿ってアスパラを収穫するのですが、屈伸運動というかスクワットを2時間以上行なっている感じで、たった2時間でも足腰にくるという…ということで収穫後の図を撮影し忘れました!!!涙

太くてみずみずしい朝採りアスパラ、採りたてだと生でかじっても美味。また来年、収穫お手伝いを楽しみたいと思います!