カテゴリー別アーカイブ: 十勝菓子工房菓音

十勝、帯広のラズベリー最盛期です

帯広市の南部にある「ときいろファーム」さん。化学合成農薬・化学肥料は使用せず、10種類ほどのラズベリーと、ハスカップにブルーベリー、カシスなどを栽培しているベリー農園さんです。ラズベリーの種類による違いは本当に驚きです、大粒のもの、酸味の強いもの、粘りっけのあるものなど、食用向きと加工向き、さらに栽培しやすいもの、美味しいけど栽培しにくいもの、研究熱心な鴇崎さんの育てるラズベリーは本当に素晴らしいです。

赤だけでなく黄色と黒(写真はないけど)も栽培されています。

 

ラズベリーは本当にデリケートな果実。手で丁寧に摘み取り、集めたものを選別、すぐに冷凍します。

 

摘み取った真っ赤に熟れたラズベリーは壮観。味も素晴らしいです。

ほぼ同じ時期にカシスとブルーベリーが色づき始めます。収穫最盛期、早朝からの摘み取り作業、肉体労働は本当に大変。美味しい果実の背景にある農園さんの努力、尊敬と感謝と。いつも有難うございます。

 

チェコの伝統菓子ペルニーク(perník)

2020年は日本・チェコ交流100周年。プラハで現地コーディネーターさんと共にお菓子教室を企画していたのですが、全て白紙(涙)今年は諦めて来年以降、落ち着いた時の楽しみに…。

チェコに行けない分、ペルニークのギフト制作は本当に嬉しです。楽しみながら作りました。

ペルニークはチェコで700年以上前から作られていたスパイス入りの伝統菓子。英語訳はGingerbreadですが、イギリスや北欧のジンジャーブレッドとちょっと違う。多種のスパイスが使われて工房には秘伝のレシピがあり、昔ながらの製法は焼く前の生地を寝かせ熟成させます。スパイスがまろやかになって馴染むのだそう。

昔ながらのペルニークは茶色の生地に白のアイシングをかけた素朴なもの。個人的にはペルニークが美味しいので食べるにはその方が良いのですが(笑)十勝産小麦粉など、地元産に置き換えてレシピを少し改良して作っています。

チェコには今も繊細な手仕事が残っていて、チェコ人の器用さを垣間見ます。おおらかな面もあるのですが…何より食べ物が美味しい!ので、再び世の中が落ち着いたらチェコへ行きたいと思います。

ギフト用の額縁ケースに入れてお届けです。

 

十勝のハスカップ

ハスカップ、7月中旬に色づく紫色の小さな果実。20年くらい前は酸っぱくて生では食べられず、ジャムなどに加工して食べるのが一般的でしたが、今は品種改良が進んで生でも美味しくいただけるようになりました。すごい進化だと思います…昔の味を知っている身としては…。

帯広市内にある「ときいろファーム」さん、化学合成農薬・化学肥料は使用せずにハスカップをはじめ、ラズベリーやブルーベリーを栽培してる農家さんで製菓業者としてお世話になっています。

今年もハスカップの収穫、すべて手摘みです。実が柔らかいので、そっと指で摘んで一粒一粒とり、カゴに入れていきます。5〜6種類のハスカップを栽培されていて、種類によって実の形も味も違うし、同じ種類でも場所によって実の状態が変わります。でも、どれも本当に美味しい。酸味は強いけど、そのままでも十分に味わえる美味しさです。

 

枝にたくさん実っている状態での収穫は短時間でたくさん摘めます。3時間半で7kg!ハスカップの木は2mくらいだけど上から下まで実っているので、無意識のうちに屈伸運動をしている感じ。作業後、一気に足腰にきます(^^;)

収穫後はすぐに冷凍庫へ。ジャムにするかチーズケーキに焼き込むか…思案中。

7月末になるとラズベリーが収穫期を迎えます。こちらも楽しみ。足腰鍛えて再び収穫しに来なくては。

 

 

 

 

スズランの町の大切な方へ。

6月21日、夏至の日です。十勝は北欧までいかないものの、朝は3時過ぎから薄明るくなり、夜は19時半過ぎに暗くなります。(6/21の日の出 3:49、日没19:10)

4月末に懐かしい友人からオーダーメイドクッキーのご依頼をいただきました。北海道の平取町(びらとり)というスズランの群生地がある町、町のお花もスズランです。見頃は6月の上旬頃、満開になるのは一瞬です。

幸せをもたらす花、大切な人へ贈るお花と言われるスズラン、大好きなお花です。そのスズランを描いたアートクッキー を、というご依頼に嬉しく、幸せな気持ちで製作させていただきました。

ご本人さんの許可をいただいて仕上がりのお品の写真を。

ケースに収めてお届けしました。

これからも想いを込めてアートクッキー を製作していきたいと思います。

 

アートクッキー、春のミモザ

十勝にもようやく春の陽気、日中はプラスの気温になり日が長くなったなと感じる今日この頃です。

繁忙期が終わって4月は少しずつ個人様向けのギフトを制作しております。公にはしておりませんが、知人のご縁や口コミでご連絡いただき、ご希望に応じてオリジナルのアイシングクッキーを製作し宅配便でお送りしています。

今までこの時期は春、桜でピンク色のお花を描くことが多かったのですが、つい先日はじめてミモザの絵柄をご依頼いただきました。「こんな時期だからこそ、春らしい贈り物をお願いしたい。ミモザのお花をクッキーに描けますか?」と。

ミモザといえば砂糖漬けにした黄色くて小さな粒、製菓材料としてしか知らなかったのですが、依頼されて色々な写真を見てミモザの植生を調べたりして…素敵なお花なのですね。温暖な地域の植物ということもあり、北海道では見たことがありません。でも、黄色くてふわふわの美しいお花、緑の凜とした葉、ミモザだけの花束はとても素敵です。

そんなミモザのアイシングクッキー、こんな感じに仕上がりました。

春はピンクだけでなくて黄色のお花もあるのですよね。来年から商品化しようかな(笑)たくさんミモザの写真を見て、簡単に下絵を描いて、後は夢中でアイシングで描いて…幸せな時間でした。

作り手の幸せな気持ちは、贈り主さまも贈られる方にも伝わるような気がします。これからもそんな風に想いの伝わるギフトを作り続けていきたいと思います。

額縁形のギフトケースにお入れして完成です。

大変な時期が続きますが、どうか心の疲れをためないように。困難が少しでも最小限に収まり、日常が一日でも早く戻ることを心から願いつつ。