「ヨーロッパ旅 2016」カテゴリーアーカイブ

チェコ、チェスキークルムロフ5・「Hotel RUZE」

5月25日の晩に宿泊したチェスキークルムロフのホテル、「Hoter RUZE」。

修道院を改装して作られたそう。内装も雰囲気も素敵な5ツ星ホテル。

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ホテルで出迎えてくれる看板にゃんこ。白黒の床にマッチした柄の子で人に慣れてる。

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海外のホテルでシングルームは初めてかも。ツインに一人泊が多いけど、観光地でシングルは珍しい?

部屋から見える緑が鮮やか。お部屋も素敵でした。

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バスルームにあった木の椅子。何かな?と思ったらトイレでした。

バスタブもあるので疲れた足を湯船で休めることもできて快適。

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夕食はHotel RUZEのレストランで。

サラダ、メインは牛肉の煮込みにポテト添え、デザートがライムシャーベットとフルーツ。魚よりは肉が多い様子。葉物野菜が少ない中、このサラダはボリューム大。

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朝食も同じレストランでビュッフェスタイル。

カットフルーツが充実。魚のマリネが美味しい。煮込み料理やパンもいろいろ。シリアルとドライフルーツも充実。

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食後にコーヒーと焼き菓子。いろいろ試したくて、ついつい食べ過ぎてしまう・・・。

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レストランの雰囲気が良くて、ついまったり。長居してしまった。

Hotel RUZE、心地いいホテルでした。オススメです!

 

5月26日、晴れた朝のチェスキークルムロフを後に、プラハへ!

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チェコ、チェスキークルムロフ4

チェスキークルムロフ、小さな町。

ペルニーク屋さんを見たあと、町を散歩。一日あれば見れてしまう小さな町だけど、何処も素敵なのでずっと居たくなるような街。

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街の真ん中をヴルタヴァ川(モルダウ川)が流れていて、路地に入ると曲がりくねった石畳、両脇には可愛らしい家が並んでいて。

看板がかわいい。

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街の至る所にお花が。

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5月末、気候もいいし、日没が遅いので夜20時頃でも明るい。21時頃に夕暮れが訪れる感じ。

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チェコ、チェスキークルムロフ3・「町のお菓子」

チェスキークルムロフの町をぶらぶら。

すると、広場の一角になにやら人だかりが。近づいてみると、どうやらアイス屋さんらしい。

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けど、一味違う。冷凍のベリーやチェリー、イチゴとバニラをプレスしてコーンに入れる。冷凍ベリーが目の前でジェラート状になって出てくる!スゴーイ!素敵!

しかも、スタッフさんが美男美女。

冷凍ケースに5種類くらいの冷凍フルーツ。どれかを1スクープとバニラアイス。またはオレオクッキーでもOK。

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行列に加わって買ってみた。

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1.8ユーロの2スクープの方。ミックスベリーで。写真ぼけたけど、こんな感じ。冷凍ベリーがなめらかなジェラートになって旨〜い。

前の人がオレオを頼んだせいで、私のにオレオが少し入ってた。同じプレス機をそのまま使うし、もちろん洗わない。前の人のフレーバーの残りが混ざってくる。大雑把というか…私はあまり気にしないけどさ。

 

お菓子の話題をもうひとつ。

チェコのお菓子に「トルデルニーク(TRDELNIK)」というものがある。甘めのパン生地を筒に巻いて焼いたもの。周りに砂糖をかける。お店によってフレーバーが選べて、バニラとかナッツ、シナモン、ココアなど。

スタンダードにバニラでいってみた。

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プラハの都会だと、これにソフトクリーム入りやフルーツ乗せがあった。伝統菓子がモダンに変身する様子が面白い。スタンダードがあってこそのモダンだと思うけど。

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チェコ、チェスキークルムロフ2・「ペルニーク」

チェコへ来たかった一番の目的、伝統菓子「ペルニーク」。

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ジンジャーブレッドとも言われているペルニーク、土台はスパイシーな生地でクッキーとは少し違う、密度が低く軽めだけど硬い、パンとも違うソフトでなくハードなもの。スパイスや蜂蜜が使われていて、少し濃い茶の生地、日持ちがするお菓子。その生地の上に、繊細な刺繍のようなアイシングを施したもの。

 

昔は上左の写真のような、型に押し当てた硬いクッキー状のものだったらしいけど、時代とともに軽めの生地となり上右の写真のような装飾されたものになっていく。クリスマスの時期になるとマーケットで沢山売られるそうで、ハート形が多いのですって。

ガイドブックを見ていて、ハート形の大きなクッキーに繊細なアイシングが施してある写真があって、もう釘付け。ペルニークという聞いたことのない響きの名前。

欧米から日本に伝わったアイシングとは違う流れのようで興味津々、これが今回の旅のきっかけとなった。

 

チェスキークルムロフにあるお店、「チェスキーペルニーク」。

お城の城門、すぐ目の前にあるお店。入り口もショーケースもかわいい。

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日本にはペルニークに関する資料が薄く、ネットでわずかな情報があるくらい。チェコ政府観光局に問い合わせても、ガイドブック以上の情報は得られなくて。今回の旅は下調べという感じなので、まずペルニークがどんなものなのか現物を知りたい、と。そうして辿り着いた最初のお店、感激もひとしお。写真の許可をいただいて沢山撮ってみた。

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デザインの多さにびっくり。ハートの形も多様だけど、家やお花、楽器、ベビーのお祝い、踊り子、動物…。色合いもパステル形だから美味しそうに感じるし、土台がクッキーよりも軽くハードで意外に割れにくい。生地にスパイスを使っているから濃い茶で白いアイシングが引き立つ。

アメリカにあるアイシングクッキーとは別世界。やや北欧の雰囲気に似ている気がする。

 

「この世界素敵。ペルニーク作りたい!」

一瞬で引き込まれてしまった。

 

日本に情報が薄いので、次回詳しく調べに来たい。この美しいジンジャーブレッドを日本に伝えたい。その前に、この歴史を知りたい。小さなお店の中で妄想状態。

このお店に六カ国に翻訳された説明書があり、日本語も!!

チェコでこのペルニークに関する記述は1335年のものが最も古いらしい。680年、それよりも前からあったお菓子。90種類ものスパイスを調合していたのだとか。

昔のものはアイシングがなく、型押しタイプが主流。

それぞれのモチーフに意味があって、宗教、風景、建物、いろいろある。穴が開いてて壁に飾ってある。クリスマスのオーナメントで見かけるけど、壁掛けは初めてみた。チェコならではなのかな?

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昔は薪を焚いて釜で焼いてたのだよね。まさにピザ釜のような…。熱が難しい中でクッキーを焼いていたと思うと昔の人はすごい。その分、味も今より美味しかったかもしれない。直火焼きの味わい。

そんなことを思わせるディスプレイが素敵。こんなところで昔は作ってたのかな。

伝統的な型抜きタイプを購入、箱が段ボール地なのにデザインがすごくイイ。田舎町のペルニーク屋さんなのに素敵すぎる。

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他にも、アイシングタイプのものを沢山購入。デザインや大きさによって違うのだけど小さいものなら300~500円くらい、大きいモチーフで1000円前後という感じでしょうか。小さいものは割れにくいのでお土産にもオススメ。

箱入りの型押しタイプは199コルナ(1,000円弱くらい)。贈り物にもいいかも。

 

ペルニーク、日本で作ってみたいし、ジンジャーブレッドの配合を知りたい。パルドヴィツェという町があるらしく、そこはペルニークを沢山作っているらしい。次回のチェコはペルニーク旅をしよう。

チェコ以外、ハンガリーにもペルニークに似た発音のジンジャーブレッドがある。最近、若手の作家さんが有名で、カロチャというハンガリー刺繍をモチーフにしたジンジャーブレッドを製作している。あまりにも美しく素敵だったので、「次回ハンガリーへ行ってアトリエへお伺いしたい」とメールしたら「この夏にアトリエを新しくするから、ぜひ来たら連絡ください」とのこと。

来たばかりの初チェコなのに、もう次の旅を妄想。

そんな初チェコ、初チェスキークルムロフでした。

 

 

 

 

 

チェコ、チェスキークルムロフ1

5月25日の午後、チェスキークルムロフへ。

ユネスコの世界遺産に登録された美しい小さな田舎街、絵本の一頁のような景色。

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この街が生まれたのは1300年頃。支配者が何度か変わりながら歴史を重ね、戦前はドイツ人が多く住んでいたところが1945年終戦とともに追放され町は廃墟に。その後、町は再建され、1989年のビロード革命を経て美しい姿を取り戻し、1992年にユネスコの世界遺産へ登録される。

 

まずチェスキークルムロフ城へ。

町の中心を流れるバルタヴァ川(モルダウ川)の脇に1300年初頭に建てられたもの。小さな町なのに起伏が激しくて、城門を入ってからがかなりの急坂!

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城壁の中から町が一望できる。

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廃墟だった町をわずかな期間で修復できたのは、全てを元どおりにしたのではなく、壁を塗り描くという手法を選んだからという。石垣や壁の彫刻は本物ではなく壁に描かれたもの。経済的にも良かったというけど相当な面積だと思うので、それを描く根性がスゴイ。

遠目に見ると分からないけど、近くから見ると一目瞭然の「だまし絵」技法。

 

お城の上の方には庭園。綺麗に刈り込まれた迷路のような生垣。果てしなく広大なお庭…。

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昼の町の姿も、夜の姿もどちらも素敵。

チェスキークルムロフに来るなら、一泊して夜景も見て欲しい!と思うくらいイイ色合い。

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宿泊したホテルは、Hotel LUZE。内装も部屋からの景色も素敵なホテルでした。