「ペルニーク」カテゴリーアーカイブ

藤崎百貨店さんのクリスマスの贈り物

仙台にある老舗百貨店、藤崎さん。今年も2商品ご案内させていただいています。小さなお菓子の家(キットセット)とミニチュアケーキ 。写真は小さなお菓子の家の出来上がった状態のもの。

藤崎さんのクリスマスにお声がけいただいたのは4年前。クリスマスの1回のお取り組みでも、お店の空気感やバイヤーさんのお取り組みの姿勢をお伺いして肌で感じたい、そんな想いで仙台の藤崎さんへ。

実際にバイヤーさんへお会いしたら予想以上に素敵な方でした。商品ひとつひとつへの想いを持ち、作り手の気持ちを組んでくださり、お客様へ繋いでくださる、熱意を持って対応してくださる、そんなバイヤーさんにお出会いできると嬉しくてテンション上がります。

そして今年で4年目。初回以降はご挨拶にお伺いできていないのですが、毎年お声がけくださることに感謝の気持ちです。売り場の空気感、お客様の様子、バイヤーさんの笑顔を思い浮かべなから作り込みます。

オンラインでの販売ではありませんが、もしも仙台の藤崎さんのお近くへ行かれる方がいらっしゃいましたら、店内へお立ち寄りいただけましたら幸いです。

藤崎さんのクリスマスカタログ←クリックするとサイトへ

12/11、チェコの伝統菓子と、プラハの街歩きオンランツアー

12月11日にプラハの街歩きオンラインツアーが開催されます。まだお席に余裕があるとのことで、急遽ご案内です!

旅行会社エスティーワールドさん主催のチェコ・プラハの街歩きオンラインツアー、12月11日は十勝菓子工房 菓音でお菓子の説明をさせていただき、プラハのスタッフさんがペルニークショップや観光名所を訪ねて現地の様子を見ながらオンラインで巡るツアーです。

*五感で楽しむチェコのかわいい街歩き教室(クリックするとサイトへ)

目前なのでご希望の方は是非お急ぎお申し込みくださいませ。

ペルニークは英訳ジンジャーブレッドですが、歴史背景やレシピはイギリスやアメリカのものと少し違うようです。かなり古くから修道院で作られ、スパイスは蜂蜜が貴重だった時代に作られていた特別なお菓子です。

レシピは工房ごとに伝統のものがあり門外不出、一方でお母さんが作るお菓子的なご家庭に伝わるレシピがあり、菓音はチェコの料理研究家コルチュコヴァーさんから習いました。商品で制作させていただいております。

 

観光目的の海外渡航は、まだ先になりそうですが、オンラインツアーで楽しみながら渡航できる日まで現地情報を収集いただければと思います。

チェコの伝統菓子ペルニークのご案内

11月23日、帯広は快晴、朝は冷えますが気持ち良い空気です。昨日22日は二十四節氣の小雪(しょうせつ)でしたから、もう冬も間も無くですね。

今回はクリスマスのご案内です。チェコの伝統菓子ペルニーク、日本ではまだ情報が少なくマイナーなお菓子、英訳はジンジャーブレッドですが、歴史もレシピもチェコならではのもの。

 

昨年12月にNHKさんの番組「グレーテルのかまど」でご案内されて少し認知度が高まり嬉しくなりました。

そして今年は旅行会社のエス・ティー・ワールドさんのお取り組みで少量限定ですがクリスマスギフトを通販サイトでご案内いただいております。

*エス・ティー・ワールドさんのペルニークのご案内(←クリックするとサイトへ)

手のひらに収まる7cmほどのハート・ペルニークにレース柄を施したもの。細いアイシングコルネで1本1本、縦・横に線を絞って描きます。そこにドットを入れて行くのですが、1枚作り終えるたびに目がチカチカ…最近は加齢もあって、作業終わりに遠くを見ても全く焦点が合いません^^;   そんな作業を繰り返して、一つ一つペルニークを作っています。

装飾だけでなく生地も十勝の地元産小麦粉に複数のスパイスを入れています。今回のエス・ティー・ワールドさんの商品、以前プラハで購入したペルニーク用スパイスミックスを使用します。アニスが多めのスパイス配合がチェコならではと思います。

12月11日に、旅行会社エス・ティー・ワールドさんのプラハのオンラインツアーを開催予定です。プラハのペルニーク店をはじめ、名所を巡る1時間半の旅、その中でペルニークの説明をさせていただくことになりました。

繁忙期ではありますが、楽しいことは時間を作る!ということで、チェコと十勝、チェコ好きさんたちと繋がりたいと思います!!

 

ペルニーク

ペルニークがTV で放送されたのが嬉しくて、ブログに・・・。NHKさんの「世界はほしいモノにあふれている」という番組。11月8日の放送はチェコ・プラハへ絵本を探す旅、「ペルニークも紹介されるよ」と前情報を聞いていて、25分の番組冒頭に2分ほどのペルニークの紹介が!

チェコの伝統菓子「ペルニーク(perník)」(ジンジャーブレッド)は、1300年初期の文献に記載されているくらい古くから作られてきたもの。小麦粉に様々なスパイスとはちみつを加えて焼いたお菓子です。スパイスの芳醇な香りと少しソフトな食感、生地が美味しいのは勿論ですが、すごいのはそのアイシング。細かくてレースのような繊細な柄に魅了されて、3年前から作っています。

日本ではまだあまり知られていないペルニーク。チェコの素敵なモノ・コト・歴史とともにペルニークを日本でお伝えしていけたら!と思っています。

*チェスキークルムロフにあるペルニーク店の説明(サイトへ)

初夏のチェコ・ペルニーク旅 5

6月2-3日、コレチュコヴァーさんのペルニーク取材を無事に終えてホッとしつつ、旅も最終。

3日の午前中はホテルから徒歩圏、同じプラハ7区にある老舗の洋菓子店へ。コーディネーターさんのご自宅へ行くのにケーキをお土産に、と。100年以上続くエルハルト洋菓子店はエルハルト家が作り続けているのだそう。

 

マジパンやシュガーを使った凝ったケーキも。生ケーキはg単位で販売されているのだけど、店員さんが1カットを適当にカットして計量、かなり大きくカットされるけど、「小さくしてー」という言葉が出てこなかった。

店内はイートンの席があって親子連れで食べている風景も。午前11時くらい、すごい混んでいる訳じゃないけどお客さんが途絶えることなくて、お店の人気度が伺えた。ケーキはプラハでは高め(高級なお店!)、お値段が東京の平均的なケーキ価格と同じくらい。マジパンやチョコレート、クリームがしっかりしていてやはり甘目だった!

 

コーディネーターさんのご自宅のあるイジーホ・ス・ポデェブラドという地区、閑静な住宅街で比較的高級な所。公園や教会があり、週末はファーマーズマーケットが開催されて新鮮で美味しい食材がたくさん並ぶ。近くにプラハの名所・テレビ塔も。観光地ではないプラハの日常、素敵な暮らしを少しだけ垣間見ることができた。

共産主義時代のチェコのこと、そして革命後の資本主義になってからのチェコのことを少しだけ聞くことができた。素晴らしい技術、素晴らしい文化が40年間の共産主義で途絶えてしまい失われたものは大きかった、と。そして、来年2019年で資本主義になってちょうど30年。これからもチェコ、プラハへ来て、資本主義としてどんな国になって行くのか、EUに加盟したチェコがユーロでなく自国通貨を守り続けて行くのか、経済や文化がどのように変わり、人が暮らしていくのか、見続けて行きたいと思う。

ペルニークから始まったチェコの旅は、まだこれからも続く。

宝石箱のような国をもっと知るために・・・。