5月25日のお昼頃、チェコに近いオーストリアのヴァッハウ渓谷。
ここにユネスコの世界遺産に登録されたメルク修道院がある。1736年に完成した修道院には、中世の貴重な原稿などが収められた図書室もあるのだそう。とりあえず外側と修道院内の教会内部を拝見。
修道院ということと、外観から質素な造りかと思ったら、教会の内装は豪華絢爛。天井が高くて見上げながら写真を撮りまくってしまった…。
メルク修道院から階段を伝って下へ降りると、可愛らしいお土産屋さんが並んでいる。杏が名産らしくて、杏のオレンジ色をしたジャムやリキュールをよく見かけた。
小さな屋台のケーキ屋さん。ウィーンで4~5ユーロのケーキを見ていたので、2ユーロのケーキ、しかもおおぶりで素朴な感じにそそられて買ってみた。
カーディナルと、ラズベリーとケシのムース。
「カーディナルシュニッテン」というケーキ、カトリックの象徴色である黄と白を表現したもの、とか、枢機卿の衣の色とか諸説あるけど、ヨーロッパで食べるのは初めて。どうせ大味だろうと思って食べたら、意外に美味しかった!
白のメレンゲもふわっとしてるし、黄色の生地も甘過ぎないし、クリームもほどよい味でふんわり。くどくないので、多いいのに1個食べてしまった。
屋台のケーキ、あなどれない!
もうひとつ、興味津々かった練り菓子。
お姉さんがチャーミング。笑顔につられて試食。
フルーツとナッツ、スパイスを練ったものみたいで、ジンジャー・ベリーなど4種類。
ジンジャーを100g(4ユーロ)買ってみた。体に良さそうな感じ。ナッツ、ドライフルーツ、スパイスが練り固めてある。
5月25日の昼食、メルク修道院に隣接したレストラン。
出来たばかりとのことで、木のぬくもりある綺麗な建物。
クレープを薄く切ったものが入っているコンソメ風味の「フリタッテンズッペ」というオーストリアのスープ。
杏ジュースを飲んてみたら、濃縮のネクタリーのような感じでとにかく甘い!倍の水で割ってちょうどくらい。笑
魚のムニエルにジャガイモ添え。デザートは名産のアプリコットを焼き込んだケーキ。
メルク修道院からチェコへ国境越え。EU内で「シェンゲン条約」を締結している国は国境の検問がなく自由に行き来ができるので、チェックなしでチェコへ!
国境付近にあったドライブイン(たしかオーストリア側)に立ち寄ったら、併設のレストランのケーキが美味しそうで。お腹いっぱいだし、ケーキ大きいし、持っていけないし、ということで写真だけ。
ウィーンのケーキは重たそうなものが多かったけど、ここのはフルーツやゼリーでフレッシュ感あるし、生クリームを使った軽めのものも。ドライブインのケーキショップが意外に良さげ…。
チェコへの移動の高速道路。脇の風景は「十勝っぽいなー」と思いながら、ようやくチェコのチェスキークルムロフへ!
絵本の一ページのような素敵な街、チェスキークルムロフ。次は街の中へ!