ロシア再訪・初夏の旅 1

6月から飛んで今は8月、久々の更新。最近は本業の製菓に加えポテトフラワーの活動が増えて、慌ただしく少々必死な毎日?です。

そんな中、6月17日〜23日にロシアを再訪しました。3月に外務省PR事業に参加した際に観光できなかったこと、伝統菓子のプリャーニク(ロシア版ジンジャーブレッド)を研究したいこと、サンクトペテルブルクへ行きたいことなど色々思い重なり。

6月16日に東京入り、17日の成田発JAL便でモスクワへ。同日にモスクワからサンクトペテルブルクへロシア国内線S7でサンクトペテルブルクへ。夏至が近く高緯度なので到着した22時頃でも明るいです。サンクトペテルブルクはバルト海に面した港町、フィンランドのヘルシンキまで300km、モスクワまで600km、ヘルシンキの方がずっと近く、この時期は街中で夏至祭が行われます。

到着日は空港からすぐのホテルへ、23時でもこの明るさ。

ロシアのホテルって暗そう、と言われるけど綺麗です、今や資本主義の国、物価も東京並みです。ホテルはクラウンプラザなのでロシア資本ではないのですが…。

  

6月18日、サンクトペテルブルク市内を散策、イサク大聖堂へ。近くに緑豊かな公園、花束形の大きな花壇がユニーク。

 

イサク聖堂内。荘厳。

 

 

地盤がゆるい土地(泥炭地?)だったため、教会の地下に木製の骨組みが埋まっているのですって。教会は大理石が大量に使われているから本当にすごい工事だったのだろうなぁ、と感心しきりでした。

 

イサク大聖堂を出て運河沿いを歩いて「血の上の教会」、物騒な名前ですがロシア正教の歴史ある教会。メインの塔が修復中でしたが。教会の近くは露天商が並んでいてマトリョーシカも!ミニオンズ、何だか雰囲気がちょっと違うけど…。

 

午後は念願のエルミタージュ美術館へ! 広いです。とにかく広い…。しかも「あの名画がここに?!」という作品がかなり沢山、ルーヴル美術館だとダヴィンチの作品は混んで見れないくらいだけど、エルミタージュ美術館のダヴィンチの作品は間近で観ることができます。カラヴァッジョやモネ、ピカソを始め、ロダンの未完成の彫刻、他にも本当にたくさんの名作と言われるものが。絶対穴場だと思う。

 

 

当時どれだけの資材をかけて名画・名作を集めたのか想像がつきませんが、本当にすごい美術館です。とても一日では見きれません。

元々、エカテリーナ2世が冬の宮殿として建てた建造物に、自身の美術品を収めるために造ったのがエルミタージュ美術館の始まりなのだとか。建造物自体も見応えあります。

 

広いのでかなり歩きますし、名画名作に感動して無意識にすごい神経使って、エルミタージュ美術館を出るときに一気に脱力、本当に素晴らしい美術館、ロシアの底力を感じるような存在、またゆっくり見にきたいです。