フィンランドから届くXmasカード

フィンランドの友人から毎年届くクリスマスカード、今年もいただいた。

もう10年も会っておらず、カード以外で連絡をとることはないので、カードで「元気にやってるんだな」と思う。日本の年賀状のような感覚。

 

フィンランドに初めて行ったのは神戸在住のOL時代。もう15年以上前、EU統合前でフィンランド通貨が流通していた頃。ヘルシンキから北上して、ラップランド(=北極圏)にある最北端の村、「イナリ村」へ滞在した。

すっかりフィンランドの透明な空気に魅了されて、その後も5回ほど旅をした。三度目の訪問でイナリ村に友人ができ、彼の家にホームステイさせていただき、アイスフィッシングをしたり、お母さんから料理を習ったり、フィンランドの福祉の良し悪しやインターネット学習が進んでいることなど話題も聞くことができた。

 

今やすっかり北欧ブームとなり、イッタラやマリメッコの商品、ムーミングッズを当たり前のように見るようになった。素敵なデザインだと思う。でも、欲を言うなら、フィンランドの気候風土や歴史についてももっと見てほしいし、知ってほしい。何故そういうデザインが生まれたのか。何故フィンランドの人々が自国のものを愛して長く使い続けるのか。

北海道、十勝へ移住し、どこか北欧に似ている気候を味わうようになって、フィンランド旅が記憶から薄れつつあるけれど、クリスマスカードが届くたびに想い出す。フィンランドの自然とともに暮らす心地よい生き方を。

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