クアラルンプール 6

伊勢丹クアラルンプールさんオープニング・レセプションが10月26日、翌日のグランドオープンが27日。いずれも大盛況、様々な文化・宗教の異なるお客様が一同に日本文化を見て楽しんでいる様子。

観光よりも伊勢丹さんの店内が面白いのであまり出歩かなかったけど、最終日10月28日の午前中だけ、少し市内観光。

 

クアラルンプールは電車とモノレールが通っていて市内移動は便利。改札は全て自動、切符ではなくてトークンというチップが埋め込まれたプラスチックのコイン形のようなものを買って乗る。街中はまだインフラが整っていなさそうな所も多いのに、交通機関は近代的…。

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平均気温が27~30℃、四季がなくて年中夏のような気候。熱帯の樹々が街中に生えていて、その向こうにオフィスビル。

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ピンボケだけどトークン(電子チップ入り)。改札を通って、行先の改札を出るときに回収口に入れる。写真はちょっとピンボケ。

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ホテル近くの駅のから数駅先のMASJID JAME(マスジット・ジャメ)駅。

クアラルンプールにMASJID JAME(マスジット・ジャメ)という最古のモスク(1909年完成)がある。この100年以上の歴史ある建物…が目的ではなく、この近くにあるMuzium Tekstil Negara(国立テキスタイル美術館)へ。

駅から徒歩10分くらい。隣の建物も歴史的建造物。同じ写真だけど、いつもタテヨコで撮ってしまう。蒸し暑い、夏色の空。

レンガ造りの建物はイギリス人によって設計され1897年に完成、会計局や最高裁判所などが入っていたらしい。時計台は122m、地震のない国だからレンガ造りでも持つのかな。

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さて、国立テキスタイル美術館。

無料なのだけどガイドブックに載っていなくて、WEBで見た情報で来ると誰もいない貸切状態。

織物の歴史、染料、草木染め、織り機と繊維、ビーズ刺繍、錦糸刺繍などが展示してある。

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薄暗がりの中、蝋人形のようなマネキンのような男性がちょっと怖い。

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ビーズ刺繍がかわいい。ビース刺繍をした生地をカットしてサンダルにするらしい。

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美術館を見た後は、施設内にある穴場カフェへ。

ネット情報で見たカフェ、あまり期待もしていなかったのですが予想外に素敵なカフェでした。古き良きアジアンスタイルという雰囲気。ここも誰もいなくて貸切。

もったいない。

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インテリアも素敵だし、レトロな小物もかわいい。扇風機がレトロだけどいいデザインで本気で欲しくなった!

店員さんはスカーフを巻いたイスラム教の女性。ふいに「日本人ですか?」と英語で声をかけられた。若くてチャーミングな女性、数年前に日本の京都や岐阜を旅行して日本文化やお買い物を楽しんだのだそう。意外な出会いが嬉しい。

カフェメニューは色々あったけど、伝統的なコーヒーとスイーツを。

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コーヒーはミルク入りにしてもらったけど、激甘のカフェオレという感じ。もちろん美味しかった。ずっと立ちっぱなし歩きっぱなしで少し疲労していたから。

伝統スイーツは米菓子。もち米の上に緑色のカスタード風の甘味が乗っている感じ。おはぎを思えば、まぁ同じような甘い餅菓子。「カスタードクリームとお米」ではなく、「おはぎのような餅菓子」と思えば美味しく感じられた。

この国立テキスタイル美術館内のカフェは本当にオススメです!

駅への帰り道にチラ見したMASJID JAME(マスジット・ジャメ)、最古のモスク。

チャイナタウンが近くて、色々見てみたかったけど最終日なので次回にお預け。

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夜は危険、スリ多発と聞いていてオッカナビックリだったけど、思ったより治安は良さそうだった。というか素朴すぎる格好してたから安全だったのかな。

夜9時過ぎにモノレールへ乗ったけど、繁華街周辺は若い女性も多くて、かといって満席ではなく車内は落ち着いた空気。乗客たちは皆スマホを見ている姿は日本と同じ。

ペトロナス・ツインタワー、伊勢丹さんの近くだったけど見る時間もなく。モノレールから見えたタワーは綺麗だった。次回は夜景のタワーを見に行こう。

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クアラルンプールから国際空港まで車で約1時間。道中、日本語堪能なガイドさんとマレー話し。

天災がなくて温暖(暑いけど!)なマレーシア、自国の天然資源も豊富だから、ゆったりしているらしい。日本のような過労はなくて、自分の人生や暮らしを大切にしているのだそう。資源が豊富だから福祉も充実していて、医療や学費が無料。

それでも中流(?)の若い夫婦は共働きが当たり前、忙しいので食事は屋台かテイクアウトで家族で食べるのだそう。屋台で家族4人で食べても2000円くらいだそう(羨ましい!) そんな環境なので屋台飯文化が盛んなのだとか。

日本の少子高齢化社会とは違い、平均年齢が若い国。

 

WEB上の情報ですが、国連の「World Population Prospects The 2015 Revision」の平均年齢を参照。2015年のデータ。

*日本 46.5歳

*マレーシア 28.5歳

*世界の平均 29.6歳。

 

内紛の耐えない地域は20歳未満の地域もあるから低くなるけど、マレーシアは新興国であり若者が元気、未来を感じられる国。多民族国家で複雑な部分も見え隠れするけど、でも未来が感じられることは素晴らしい。

そんなことを思った初マレーシア・クアラルンプール。

また来年2017年の3月末に行く予定!今回観れなかった場所、食べられなかったもの、まだまだある。次回の旅を楽しみに、Xmas からホワイトデイまで頑張ろう。