オーストリア、ウィーン4

ウィーン滞在は5月24日〜25日。

初日の最初にホテル・ザッハーで本家本元のザッハトルテを入手。

旅の最初に寄ったので、写真を撮ることをすっかり忘れておりました、商品だけ後から撮ったのですが。

一番小さいサイズのワッパ入りの丸いザッハトルテと、正方形の小分けサイズのもの。6個入りだとかなり重量がある。四角の6個入りで23.90ユーロ。

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小分けサイズを、すぐ食べる自分用に1個。4.50ユーロ。

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ホテル・ザッハーが最初にザッハトルテを販売して一躍有名なお菓子にした本家本元。今も伝統の製法を守り続けているのだとか。

デメル本店のと同じような感じですが、上にのせるチョコレートの違いとか、ホテル・ザッハーの四角い小分けのはスポンジの間にチョコレートが挟まっていて、それぞれの個性が感じられる。

 

25日の午前、シェーンブルン宮殿へ。

ハプスブルグ家、マリア・テレジアが統治していた宮殿。

建物の色は、黄金にしたいけど財政状況を考えて黄金に近い色の黄色にしたということで「マリア・テレジア・イエロー」と呼ばれている。

入り口付近は、庭園を巡る観光用の二頭立馬車が。

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この宮殿に、神童モーツァルトが6歳の時に招かれ演奏したそう。また宮殿内で転んだモーツァルトを、滞在中だったマリー・アントワネットが助け起こし、モーツァルトがプロポーズしたという伝説も…。

 

宮殿の中は写真撮影禁止なのですが、納得したことがある。

当初は国で管理していたシェーンブルン宮殿を、民間で管理することになり赤字でなくしっかりした運営が必要ということで「入場料を倍に」「宮殿内の照明を全てLEDに」したのだそう。

現在の入場料は18.50ユーロ。(見学できる範囲により価格が変わります)運営のために必要なことなら有りだと思う。また、マリア・テレジアが使用していた当時のままの部屋や、ナポレオンがウィーンを占領した時に寝室に使っていた部屋も観ることができる。

 

照明をLEDに変えるとき、「温かみのある、やわらかい灯りになるのか」という心配もあったそうだけど、全く問題なし。(というか前を知らないけど…)温かみのある灯りで、シャンデリアのガラスも美しさに映えていた。

シャンデリアなどの照明器具は、「スワロフスキー(1895年にオーストリアで創業)」が全面協力したのだそう。無償で、と聞いたけど、それが本当なら凄いし素晴らしい!

 

シェーンブルン宮殿は広大すぎて、全部まわると一日かかりそうなくらい。

バラが満開の時期、曇ってたけど涼しくて過ごしやすかった。

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広大な庭園では、5月末にウィーンフィルハーモニーの演奏会があるのだそう。無償で市民が聴けるのですって。「ニューイヤーコンサートなんてTVでしか見れないけど、この演奏会は野外で開放的でしかも無料、素敵でしょ!」と地元の方。

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学校の授業で歴史に触れることが多くて、音楽も生で聴き、本物を感じる機会が多いウィーン。やっぱり羨ましい。

でも、やはりスマホの普及で、本を読まない子供が増えていると聞いた。出版業界が大変なのは日本だけではないらしい。便利なスマホで失うもの…ちょっと考えさせられる。

 

25日のお昼過ぎにウィーンを後にしてチェコへ!