「原材料」カテゴリーアーカイブ

菓音で使用している着色料・赤色(紅麹)は問題ございません。

十勝菓子工房 菓音で制作しているアイシングクッキーの着色料・赤色は、株式会社 紅清 様で製造されている天然由来の着色料、紅麹を使用しております。

現在報道されている回収対象の紅麹とは異なる原材料を使用しております。

2024年3月29日

十勝菓子工房 菓音/甲賀静香

十勝・帯広でラズベリー収穫

10月に入って帯広は秋晴れの日が多く、まさに「天高く馬肥ゆる秋」です。お天気の良い10月6日、田園風景をみながらドライブしてベリー園へ。

 

帯広市の郊外で自然農法で様々なベリーを栽培している「ときいろファーム」さんへ収穫に行きました。ご夫婦で就農して丁寧に育てているベリー、ブルーベリー・ハスカップに始まり、驚くのはラズベリーの種類の多さ。赤い品種だけでも8〜10種、加えて黒と黄色のラズベリー、超希少です。他にもカシスやカランツも。そんな素晴らしいベリー園が車で行ける範囲の帯広にあるって素晴らしい!

10月は収穫の最終期ですが、それでも結構ありました。

ラズベリー、品種の違いで味や粒の大きさが違いますが、同じ品種でも木によって味が変わります。甘さ、酸味、どれも美味。ただ、唯一気をつけるのは、完熟したものを収穫すること。熟すと濃い赤、黒みを帯びるというのか…熟すと甘みが強く、熟していないと赤みが薄くて味がのっていません。何より、指で摘むと、完熟していればスッと簡単に取れて、未熟だとなかなか取れません。自然てすごいですね、完熟すると果実の方から「取って〜」という感じで、綺麗に取れます。

そんなラズベリー、1時間で1kgくらい摘めました!

工房へ戻ってすぐにジャム作り。冷蔵もせずにそのまま移動できる、この近さも本当にありがたいです^^

銅鍋に入れて、北海道産の甜菜糖を入れて30分ほど置きます。果汁が出てくるので、そのまま火にかけて果肉が緩んだところでザルでこして種取り。かなり沢山の種が取れます。再び銅鍋に戻して火にかけてアクをとり、アクが無くなったところで煮詰めすぎないようにして、あとは瓶詰め。

種がないとジャムというよりソースっぽいですが、美しい色に仕上がりました。

ラズベリー収穫の後、ときいろファームさんから車で5分ほどのとこにある岩内仙郷へ寄りました。紅葉が少しずつ始まっていて季節の移り変わりを感じます。

帰り道も田園風景を見ながら。岩内仙郷も田園風景も帯広市内。素晴らしい環境の中に暮らし、素敵な生産者さんから素材をいただいてモノづくりができる…本当に感謝、感謝です。

 

十勝、帯広のラズベリー最盛期です

帯広市の南部にある「ときいろファーム」さん。化学合成農薬・化学肥料は使用せず、10種類ほどのラズベリーと、ハスカップにブルーベリー、カシスなどを栽培しているベリー農園さんです。ラズベリーの種類による違いは本当に驚きです、大粒のもの、酸味の強いもの、粘りっけのあるものなど、食用向きと加工向き、さらに栽培しやすいもの、美味しいけど栽培しにくいもの、研究熱心な鴇崎さんの育てるラズベリーは本当に素晴らしいです。

赤だけでなく黄色と黒(写真はないけど)も栽培されています。

 

ラズベリーは本当にデリケートな果実。手で丁寧に摘み取り、集めたものを選別、すぐに冷凍します。

 

摘み取った真っ赤に熟れたラズベリーは壮観。味も素晴らしいです。

ほぼ同じ時期にカシスとブルーベリーが色づき始めます。収穫最盛期、早朝からの摘み取り作業、肉体労働は本当に大変。美味しい果実の背景にある農園さんの努力、尊敬と感謝と。いつも有難うございます。

 

十勝のハスカップ

ハスカップ、7月中旬に色づく紫色の小さな果実。20年くらい前は酸っぱくて生では食べられず、ジャムなどに加工して食べるのが一般的でしたが、今は品種改良が進んで生でも美味しくいただけるようになりました。すごい進化だと思います…昔の味を知っている身としては…。

帯広市内にある「ときいろファーム」さん、化学合成農薬・化学肥料は使用せずにハスカップをはじめ、ラズベリーやブルーベリーを栽培してる農家さんで製菓業者としてお世話になっています。

今年もハスカップの収穫、すべて手摘みです。実が柔らかいので、そっと指で摘んで一粒一粒とり、カゴに入れていきます。5〜6種類のハスカップを栽培されていて、種類によって実の形も味も違うし、同じ種類でも場所によって実の状態が変わります。でも、どれも本当に美味しい。酸味は強いけど、そのままでも十分に味わえる美味しさです。

 

枝にたくさん実っている状態での収穫は短時間でたくさん摘めます。3時間半で7kg!ハスカップの木は2mくらいだけど上から下まで実っているので、無意識のうちに屈伸運動をしている感じ。作業後、一気に足腰にきます(^^;)

収穫後はすぐに冷凍庫へ。ジャムにするかチーズケーキに焼き込むか…思案中。

7月末になるとラズベリーが収穫期を迎えます。こちらも楽しみ。足腰鍛えて再び収穫しに来なくては。

 

 

 

 

アートクッキー、春のミモザ

十勝にもようやく春の陽気、日中はプラスの気温になり日が長くなったなと感じる今日この頃です。

繁忙期が終わって4月は少しずつ個人様向けのギフトを制作しております。公にはしておりませんが、知人のご縁や口コミでご連絡いただき、ご希望に応じてオリジナルのアイシングクッキーを製作し宅配便でお送りしています。

今までこの時期は春、桜でピンク色のお花を描くことが多かったのですが、つい先日はじめてミモザの絵柄をご依頼いただきました。「こんな時期だからこそ、春らしい贈り物をお願いしたい。ミモザのお花をクッキーに描けますか?」と。

ミモザといえば砂糖漬けにした黄色くて小さな粒、製菓材料としてしか知らなかったのですが、依頼されて色々な写真を見てミモザの植生を調べたりして…素敵なお花なのですね。温暖な地域の植物ということもあり、北海道では見たことがありません。でも、黄色くてふわふわの美しいお花、緑の凜とした葉、ミモザだけの花束はとても素敵です。

そんなミモザのアイシングクッキー、こんな感じに仕上がりました。

春はピンクだけでなくて黄色のお花もあるのですよね。来年から商品化しようかな(笑)たくさんミモザの写真を見て、簡単に下絵を描いて、後は夢中でアイシングで描いて…幸せな時間でした。

作り手の幸せな気持ちは、贈り主さまも贈られる方にも伝わるような気がします。これからもそんな風に想いの伝わるギフトを作り続けていきたいと思います。

額縁形のギフトケースにお入れして完成です。

大変な時期が続きますが、どうか心の疲れをためないように。困難が少しでも最小限に収まり、日常が一日でも早く戻ることを心から願いつつ。