「十勝暮らし」カテゴリーアーカイブ

然別湖のアイスコタンへ

3月、十勝・帯広はまだ雪の中ですが、日中はプラスの気温、日差しも春らしくなってきました。ホワイトデイまであと2週間、伊勢丹さんのオンライン・ホワイトデーと三越日本橋さんの店頭イベントの制作が続きます。

…そんな中ですが、制作合間の息抜きに日帰り旅をしてきました。2月28日は菓音の創業日ということもあって、以前から行きたかった然別湖(しかりべつこ)コタンへ。冬の凍った湖上に氷で作ったブロックを積み上げて作るイグルー、アイスバーやチャペル、露天風呂まである冬だけのコタン(アイヌ語で集落)です。

 

十勝の北部にある然別湖、標高800m、周囲14kmの湖、冬になると表面が凍ります。氷の厚さは40〜50cm(場所により異なる)くらいあるのだそう。入り口で検温と連絡先を記録して入場。入り口付近にアイスバーがあります。

 

建物の外観やバーらしき所を撮るのを忘れましたが、ステージのようになっている正面の氷のデザインがあまりに美しくてしばし見とれました。ホント圧巻です。

 

アイスバーに併設のスペースに透明氷の小さなイグルーが。光が当たって幻想的。もう一枚の写真はチャペル。氷の使い方、デザインが素晴らしくて本当に綺麗でした。

 

スノーモービルで湖上を走ることもできます。期間中、スタンプラリーが開催されていて会場6箇所にある暗号を読み解く、というもの。正解したら村民証を授与されます。然別湖のホテルの温泉が半額だったりアクティビティの割引があったりとお得。もし行かれる方がいらしたら参加してみてください。

隠れた名物?のベーグルのフレンチトースト。ネイチャーセンター2Fのカフェ、湖が一望できます。フレンチトーストは見た目以上のボリューム、中まで卵液がしっかり浸っていて、バターたっぷり、底部分はカリカリ、中はふっくらモチモチしっとりでした。ソフトクリーム付きで、熱々のトーストの合間に冷たいソフトは絶品。久々に美味しい逸品をいただきました。

雪山の運転は怖いので、往復ともに路線バスを利用。帯広駅から然別湖まで約100分、行きは貸切、帰りは一人だけ乗り合わせ、勿体無いやら有難いやら…。お陰で車窓風景をのんびり堪能できました。

 

黄昏時の十勝、雪の中の青い世界。寒いけれど美しい季節です。

然別湖コタン、1980年から始まり今年40周年、記念すべき年ですがコロナもあって人はまばら。勿体無いけれど、密にならずゆっくり見学できました。今年は3月21日までの開催。安全確保の上で、十勝の素敵なイベントへ訪れる方が少しだけ増えたら嬉しいな…。

*然別湖コタン(十勝、鹿追町観光協会のサイト)

本年も。

新年明けて早や13日…もはや明けまして、なんて書き始めるのも遅すぎなのですが…

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

2021年が穏やかな年になることを心から願い、皆さまのご多幸を十勝よりお祈り申し上げます。

帯廣神社で元旦に初詣。帯広は観測史上初の雪のないお正月でした。1月7日まで雪がなく、不思議な光景。雪投げ(雪かき)がないので一般市民は楽なのですが、畑に雪がないと作物に影響が出るので、農村地帯の十勝としては不安なお正月でもありました。

…が、1月8日にようやく根雪。その晩に再び降って一気にいつもの十勝らしい雪原になりました。

繁忙期に入った1月、朝に雪投げをしてからの製造仕事は大変ですが、十勝はやはり雪があっての冬。雪に閉ざされた冬の暮らしが続きます。

そして、同時にバレンタインのお仕事が本格的に。今年も高島屋さんのオンラインストアで5商品をご案内中です。少しずつ制作風景をお伝えして参りたいと思います。

帯廣神社の花手水

帯広市内にある帯廣神社、節句などの催事の時に施される花手水(はなちょうず)。手水は参拝前に口や手を清める水場ですが、その水面に花を飾るもの。京都の神社さんがはじめたものらしいですが、日本各地に広まり帯広にも。とても素敵で、花手水だけで気分が上がります。

連休の七五三の時に飾られたもの、秋の彩りですが紫も入ってエキゾチック。和だけどハロウィンカラー、素敵な色合いです。

 

今朝の帯広は小雨、肌寒い朝でしたが、境内で二度リスを見かけました。写真は撮れませんでした…^^;

皆さまのご多幸を十勝よりお祈りしております。

 

10年以上ぶり?のラテンハープ、アルパ

15年前くらいまでの3年間、ラテンハープにのめり込んでいました。南米パラグアイのハープ、正式にはArpa、アルパ、という民族楽器。楽譜を使わずに身体で覚えるのと、爪でアコースティックギターのように弾くのでキラキラした音色が特徴という楽器です。

 

重量は7kgほど、36〜7本の弦で4オクターブほどの音域、半音は特殊操作になりますが(グランドハープと構造が違うので)ピアノの複雑でない曲はアレンジしてアルパ用に弾くことも可能です。

  

製菓業を始めて以降は、爪が伸ばせないので触れることもなくなりました。たまに夏場の仕事がない時に弾くこともありますが、本当に弦に触る程度…サビついた指はそう簡単には復活してくれません(涙)でも、身体が覚えている限りの曲を思い出しながら、気まぐれに練習します。

先日、十勝・幕別町に新しくできたイベント施設、Makura Showcaseさんで音鳴らし。数曲弾いてみました。昔倉庫だった建物改装し、木を多く使った内装なので音響は最高。温かく音が跳ね返って気持ち良かったです。

十勝、帯広のラズベリー最盛期です

帯広市の南部にある「ときいろファーム」さん。化学合成農薬・化学肥料は使用せず、10種類ほどのラズベリーと、ハスカップにブルーベリー、カシスなどを栽培しているベリー農園さんです。ラズベリーの種類による違いは本当に驚きです、大粒のもの、酸味の強いもの、粘りっけのあるものなど、食用向きと加工向き、さらに栽培しやすいもの、美味しいけど栽培しにくいもの、研究熱心な鴇崎さんの育てるラズベリーは本当に素晴らしいです。

赤だけでなく黄色と黒(写真はないけど)も栽培されています。

 

ラズベリーは本当にデリケートな果実。手で丁寧に摘み取り、集めたものを選別、すぐに冷凍します。

 

摘み取った真っ赤に熟れたラズベリーは壮観。味も素晴らしいです。

ほぼ同じ時期にカシスとブルーベリーが色づき始めます。収穫最盛期、早朝からの摘み取り作業、肉体労働は本当に大変。美味しい果実の背景にある農園さんの努力、尊敬と感謝と。いつも有難うございます。