カテゴリー別アーカイブ: パンアート

十勝、小麦の産地でパンを想う

間もなく8月が終わる。

十勝はお盆過ぎる頃には秋の気配、気候も涼しくなります。

今年は7月が異常に暑くて小麦の収穫がかなり早く8月頭には春小麦もほぼ収穫終了。台風の影響が大きかった昨年に比べ、今年は小麦は順調っぽい。嬉しい限り。

私は小麦生産者ではないけど、製菓業として小麦を使い、パン好きとして地元小麦を愛する気持ちは変わらず。小麦愛は深まるばかり。

 

この夏はパン職人さんや小麦生産者にお会いする機会が多く、パン熱が再び湧いてきまして。パンアートもたまに更新しながら、パンと小麦を考える機会をいただきました。

とあるパン職人さんの「パンは農産物」「パンは小麦から粉になり発酵して焼いてパンになる、変化が楽しい食」という言葉が心に響きました。

パンは農産物、まさに。十勝にいると小麦の生育を目の当たりに、地元でも十勝産小麦で美味しいパンを焼くお店が増えてきて嬉しい限り。

お菓子のようなパンの世界もあるけれど、私にとってのパンは農と直結する小麦が生きているパン。滋味のある、小麦豊かで職人の手を感じるパンが愛おしくなります。

 

そんなこんなでパン熱が再び湧いた夏。

小麦あってのパンということを十勝から伝えたくて。

友人のフォトグラファーに撮影したいただいた一枚。

十勝、小麦の産地から、これからも伝えていきたいと想います。

*パンと小麦と十勝の暮らし*

 

ペルニーク(ジンジャーブレッド)を求めて初夏のチェコへ 総まとめ2

総まとめ1で終わるはずが長くなって2に・・・。

ペルニーク取材の旅は1〜10、とても長い話しになってしまいましたがご興味のある方はご覧ください。(下へ読み進んでいただくと10から出てきます。順が逆になってます)

 

ペルニーク工房や店舗で購入したものを写真に収めました。

チェコのペルニークはおやつ的なものから芸術作品まで本当に幅広いです。そして歴史も製法も奥深いお菓子でした。

 

*ジンジャーブレッドミュージアム(プラハ城近くのお店)

チェコのガイドブックによく掲載されているお店。ペルニークの種類も多く、オールドタイプも販売されています。ハートは一番多いモチーフ。スリッパの形状にも意味が有ると思われますが形が可愛い。

量り売りのペルニークもあり、小さなものは100円もしないくらいなのでその場で味わうのもおすすめ。ほどよいスパイスの風味とソフトな食感のペルニークが味わえます。

 

*Pernikův sen(プラハの旧市街広場から徒歩圏のお店)

2016年11月にオープンした可愛らしいお店。ピンクに配色された子供部屋のような雰囲気の店内にペルニークが処狭しと並んでいます。いろいろな個人作家の方から仕入れているようです。アイシングを施したミックスセットはソフトなクッキーでほどよいスパイス具合。

 

*Tradiční český perník(プラハ市内のお店)

クールで大人可愛い雰囲気のお店。アイシングに直接描いたアートな作品も多く、食べる用のペルニークはミックスセットありグルテンフリーの大豆粉末を使用したものあり、デザインにもレシピにもこだわっているお店。

ここのスパイス、一部にラベンダーを使用とのことで独特な味付けでした。

 

*JaJa Pardubice(パルドゥビツェの工房)

朝6時から開業している(!)JaJaさんの工房。女性経営者であり職人、デザイナーであるヤノルバさん、家族経営の小さな工房から始めて現在はスタッフを抱える工房に。

銀色の箱に詰まったペルニーキ(ケーキタイプのもの)はそれぞれにコダワリのフレーバーが使われた生地にバタークリームをサンドしてチョココーティング。一つ一つに手間がかかっています。このギフトは国際会議や国賓級のお客様のギフトにも使われるとのこと!

 

*Pardubický perník Pavel Janoš(パルドゥビツェの工房)

ヤノシュ氏の工房はお父様の代から続く老舗の工房。ペルニーク王の称号も獲得していて、製法や原料へこだわり伝統を大切にしています。同時に大型の創作的なペルニーク制作にも取り組み、大手企業の記念品から個人の記念品まで広くオーダーメイドし過去に1万点も制作しているのだとか!

購入したのは食べやすいソフトな生地のもの。北海道にある味噌パンが近い食感、それに粘土を加えた感じです。アイシングを施したもの、ジャムを挟んだものなど。生地を焼成前に3ヶ月寝かせるということに驚いた工房でした。

 

*Muzeum perníku a pohádek(パルドゥビツェのペルニーク博物館)

プラハのジンジャーブレッドミュージアムとは異なり、店舗でなく博物館です。

チェコ語なので通訳さんは必須ですが、ガイドさんがペルニークの歴史や作り方を教えてくれます。(ガイド付き入館料70コルナ)

チェコにも家形のペルニークが多く存在しますがルーツは「ヘンデルとグレーテル」の童話とのこと。ただチェコでは元々チェコに伝わる優しい魔女が登場し話の内容は少し異なるようです。

「ペルニークの町、パルドゥビツェ」という英語版の書籍をいただきました。機会あれば日本語訳にして紹介できればと思います。

 

Český  Perníčky(チェスキークルムロフにあるお店)

昨年初めて訪れたチェコで、初めてペルニークを見つけたお店。あまりの美しさに感動して大人買い。オールドタイプのペルニークも多く置いていて素敵なお店。

今回再び訪ねると相変わらず美しいペルニークが販売されていました。色も派手でなく落ち着いたパステルカラー、原材料は地元の小麦粉や蜂蜜を使用とあります。

チェスキークルムロフに行かれたらぜひ立ち寄って欲しいお店です。(お城の城門前にあります)

 

日本にはアイシングクッキーもジンジャーブレッドも多数あるしよく知られているけれど、このチェコの伝統菓子ペルニークを知る人はまだ少数。

菓音ではペルニークのレシピを元に十勝産小麦や蜂蜜、甜菜糖を使用して再現しながら製造していきます。ご興味ある方は菓音サイトの「お問い合わせ」からご連絡ください。

またジンジャーブレッドのサイトも自作しています。よろしければご覧ください。

KANON ジンジャーブレッド・ペルニーク(クリックするとサイトへいきます)

 

ここまで読んでくださった方、有難うございました!

これからも度々ペルニークについて綴っていきたいと思います!

 

 

 

 

 

フェリシモさんのカタログで猫パンアートご紹介

2月22日の今日は「猫の日」。

この猫の日に合わせて、フェリシモさんの猫部カタログが発刊されました。猫グッズはもちろん、猫好きにはたまらない猫情報も満載。そんな猫部カタログで猫パンアートを製作させていただきました。

 

昨年10月から始めたパンアートを、フェリシモ社員さんが見てくれて猫でパンアートをやりませんか?とオファーを頂いて掲載に。有難いっ。

 

十勝産小麦で焼いた自家製パンのミニサンドや、近所のパン屋さんの十勝産小麦パンを使ったアートサンドやトーストアートなどなど。

十勝産小麦と猫のコラボアート、楽しみながら作りました!ちなみに写真は菓音工房で自分で撮影してみました。パン好きさん、猫好きさんにぜひご覧いただけましたら幸いです。

*猫部さんのサイト内、カタログの紹介←クリックすると猫部サイトへ。

 

猫部カタログの表紙と、ボツにした白猫トーストの写真。こんなカンジのトーストアート、本誌にはトラ猫トーストが採用されました(笑)

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* 2017年 元旦 *

明けまして、おめでとうございます。

2017年の皆さまのご多幸を心よりお祈り申し上げます。

 

元旦、十勝に移住してから恒例になった午前零時の初詣。

真冬の十勝、気温はマイナス12℃、雪に包まれた帯広神社へ詣でて参りました。もう8年続いていますが、今年も凍りつくような夜空に星がまたたいていました。

そして、夜が明けて元日は晴れ。幸先良さそうな2017年です。

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今年は、昨年から始めた二つのことを続けて深めて温めて発信していこうと思います。(有言実行・・・とまでは言えないけど、やりたいことは言うことにしています^^)

 

ひとつは、チェコで出会ったペルニーク(ジンジャーブレッド)。

伝統的な焼き菓子だけど、特に繊細なアイシングを施したものに心が釘付け。ハンガリーのカロチャ刺繍にも惹かれて作り始めたレース模様の刺繍クッキー。

まだまだ鍛錬が必要だけど、作っていて久々にワクワクするものに出会えました。今年はチェコのペルニーク工房を見たり、歴史やレシピの資料を集めたいなと。

そしてバレンタインは、この刺繍クッキーを少量だけど数量限定で百貨店さんのWEBで販売予定です。手にとって見て欲しくて。頑張って作りますので、どうぞお楽しみに。

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もうひとつはアートなパン活、パンアート。

十勝の小麦の美味しさや生産者の頑張っている姿や想いを伝えたいと思っていて、お菓子では足りなくて、やはりパンだと思って。それにパンの街、神戸で暮らしたこともベースにあって。

パンと小麦と十勝の暮らし(←文字をクリックするとサイトに飛びます)、というサイトを自作だけど始めました。

パンを食べる前にちょっと手を加えてアートにして、楽しんでから食べる。(食物で遊ぶというコトではありません)

サイトでは北海道産や国産小麦を使うパン屋さんで自分がお邪魔して店主のお話しをお伺いできたお店をアップしています。あと、小麦のことを少しずつブログに綴っていけたら、と。

パンアート、これからも少しずつやっていこうと思います。

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インスタグラムにアップして、評価高かったのが顔のミニバーガー(笑)

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今年、どうか皆さまにとりましても実り多い年になりますように。

パンアート、思い返せば柴田理恵さんの言葉に。

10月から始めたアートなパン活動「パンアート」。

パンは作れず食べる専門のパンオタクだけど、パン職人さんを心から尊敬している。国産小麦や味わい深いパンを伝える一端になればと始めたパンアート、来年もボチボチ続けていきたいと思う。

 

単なるパン好きから心底パン好きになったのは、たぶんTVチャンピオンがきっかけ。「パン通選手権」というパンやお店の知識を競う内容に出場。

スタジオ収録で進行役だったのが、ワハハ本舗の柴田理恵さんと佐藤正宏さん。柴田理恵さんが今ほどメジャーではなかった頃、でも快活で温かくて懐深い人情味溢れる人という印象だった。収録の合間の雑談で「好きなことを続けて貫きなさい」言われていて、「人を笑わせて楽しませることが幸せ」ということや「芸で生きていくのは大変、だけどこの道を続けていく」という言葉を記憶している。

学生時代の私、進路も決まっていなくて将来何になるか明確なものが見えなかった。そんな時の柴田さんの言葉が心に響いた。

その後の柴田さんのご活躍に「好きなこと続けて貫く」という姿勢を感じている。

 

あれから20年以上たち、パン好きオタクは変わらず、パンを食べることはもちろん、もっと楽しんで伝えたいことを伝えていこうと思う日々。

細く長く、パンアートを楽しみながら小麦やパンのアレコレをお伝えしてけたらいいなぁと。

TVチャンピオンのこと、柴田理恵さんの言葉、パンサイトのブログにまとめてみました。もしよろしければご覧いただけましたら幸いです。

*パンと小麦と十勝の暮らし(ブログ)←文字をクリックするとブログへ飛びます

写真は収録の様子。柴田理恵さんは「アルプスの少女ハイジ」風なスタイル。若い!

ゼッケンに頂いた柴田理恵さんの言葉「好きこそものの上手なれ」。

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