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サンクトペテルブルク 4(11/20)

11月20日、当初は見本市のお手伝いの予定でしたが、人手が多いこととブースが狭いため自由行動になり、大学交流事業の方々とエルミタージュ美術館へ。

世界三大美術館と言われるエルミタージュ美術館。エカテリーナ二世が建てた冬の宮殿、その隣に自身のコレクションを展示するために建てた小宮殿がエルミタージュ美術館の始まり。けれど!ものすごい広いのです!近代作品の新館(少し離れている)を合わせると広大すぎてとても見切れません。美術館に詳しい方が「じっくりと全ての作品を見ようとすると5年以上かかります」というほど!

建物の端から端まで広すぎて写真に収まりません・・・

ビザが必要な上、サンクトペテルブルクは直行便がないので行くこと自体ハードルが高めですが、エルミタージュ美術館は個人的にはルーヴル美術館以上かも…と思います。モナリザで有名なダヴィンチですが「リッタの聖母」という作品も素晴らしく、エルミタージュ美術館で人垣もなく間近で見ることができます。他にも名画が驚くほど展示されています。

リッタの聖母とラファエロの回廊

 

建造物も素晴らしく、作品と同じくらい、何度もお気に入りの空間を行き来します。一日では本当に足りません。

 

 

エカテリーナ二世、コレクションに注ぎ込んだ総額はいくらだったのか想像もつきません。宮殿の建築もさることながらドレスの数も2000枚とか伝説は他にも色々と。そしてエカテリーナ二世が世をさった後、財政が底を尽きたというお話しも…(真偽のほどは確かめておりません!)

エルミタージュ美術館、できれば丸一日時間をとって見ていただければと思いますが、夏はものすごい混みます。チケットはインターネットから予約できるようです。当日券の購入だけで行列です。今回行った11月はとても空いていてチケットも並ばずに購入できました。700ルーブル、約1,400円です。

チケット売り場は自動と人がいるところがあり、後者は建物の中に。

カードが使えます。美術館に入る時、荷物検査などセキュリティチェックがあり、A4サイズ以上の大きな鞄は不可と言われていましたが、A4より少し大きめでも大丈夫でした。学生さんで大きめのリュックを持った方もいましたが、それもOK。ダメな場合はコインロッカーに預けるのみですが。

日暮れが早いので17時過ぎに美術館を出ましたが外は真っ暗。照明が美しく日中の様子とは違う景色でした。

 

エルミタージュ美術館からホテルまで地下鉄で一駅半ほど、と行ってもかなり歩きます。徒歩30分くらい。ネフスキー通りという東京で行ったら銀座のような感じのメイン通りを歩いてみました。

 

途中に露店のお花屋さんも。ロシアの方はよくお花を贈るみたいです。地下鉄に乗っていても花束を持っている方をよく見かけました。

  

エリセイエフスキー商会という高級食材店。モスクワの建物の方がゴージャスですが、元々はサンクトペテルブルク発祥。ショーウィンドウも華やかですが、店内の洋菓子も見てて楽しいです。価格はそれなりに高いです。東京の高級な洋菓子店と同じくらい。

この日は以上で終了。

 

サンクトペテルブルク 交流事業・3(11/19 、午後)

11月19日、昼食会の後はぺテルフード(食の見本市)へ。

年に一度、空港近くの広大な建物の一角で開催、色々な食品会社がブースを構えて商品を展示し商談会が行われます。北海道は2回目の出展。ロシアへ輸出するには検査をクリアしなくてはならず、検査費用も相応にかかるとのこと。展示会へ出品する食品は既に検査済みの物であること、展示品・試食品も全て事前に申告が必要。なので、出展できる食品は限られます。

 

ロシアコーディネーターの方は「日本の果物は大人気」とのことで、梨とメロンの試食品を振舞っていました。ただ、実際には輸出のための輸送手段が乏しく、サンクトペテルブルクまでのコンテナを満載にするほどの輸出量がまだ見込めていないため、空輸で輸送コストがとても高い状況。

会場でロッテホテルの和食職人の方とお会いし、富裕層の方々へ日本食を提供していて、出来るだけ本物をと頑張るけれど食材にはいつも苦労されているとのこと。(後日、この方の和食レストランへお伺いしたのですが、日本酒「獺祭」の上級のものがボトルで10万円でした!)

展示会は国内企業が多い雰囲気でした。乳製品、ナッツ、加工品、などなど。日本からの出店はもちろん北海道ブースのみ(寂しい!)。ロシアの先のEU圏は輸送手段も多いし輸出もされていて日本食材もあるけれど…サンクトペテルブルクはまだまだ時間かかりそうです。

見本市を後にして、再び市内へ。(空港・見本市ー市内は20km、車で30分くらい)

国立文化大学と札幌大谷大学の交流事業の見学へ。文化大学は歴史地区というエルミタージュ美術館のそばにあり建物も重厚で立派な建物。素晴らしい環境です。

大学の部屋です。特別室ではなく学生が一般に使う部屋のようです。こちらでロシアの学生さんがプレゼンテーションを行い、そのレベルの高さに驚きでした。日本語学科の学生さんではありますが、日本語が流暢、プレゼンの合間全て日本語、ロシア語は一切使われません。プロジェクターの指示も先生との会話や質疑応答も!

ロシア学生さんのプレゼンテーション(一人、1テーマ)

・サンクトペテルブルクの銅像
・サントペテルブルクの地下鉄システム
・神道とロシア正教
・社会福祉、車椅子のファッション
・演劇と小山内薫

ロシアは義務教育まで無償、大学は無償枠・有償枠があり学力で無償枠に。教育システムなどの詳細までは聞けなかったけれど、大学生の学力やプレゼンのレベルはやはり高そうです。

大学視察の後、市内のレストラン「ユーラシア」(ロシアで一番大きな飲食チェーン店)で食事会。最後に初めて地下鉄に乗りホテルへ。長い長い一日でした。

(ロシアの地下鉄については後で触れたいと思います)

 

サンクトペテルブルク 交流事業・3(11/19 、お昼)

11月19日、午前中の会合を終え、昼食会へ。

行政関係者と民間代表団(建設会社、大学、その他)の2つに分かれ、十勝菓子工房 菓音は行政グループに入れていただき、サンクトペテルブルク総領事館と北海道庁の方々とご一緒させていただきました。

 

ロシア料理を味わいつつ、会合の内容の再評価やどこまで実現可能なのか、などの話題。隣はサンクトペテルブルク総領事館の方、あまりお会いする機会がないので差し支えない範囲でお仕事の話しなど。さらっとアートクッキーやポテトフラワーのPRも(^^)

姉妹都市について、札幌市ーサンクトペテルブルク市で提携の可能性を伺いましたが、「労多くして利益なし」とのご回答。条約の擦り合わせや色々と調整ごとが多いらしく、その割に有益なことがないらしい。昔は姉妹都市ブームがあって一気に増えたものの、今はあまり前向きでなないとのこと。サンクトペテルブルク市は大阪市と横浜市と姉妹都市ですが、実際のところどうなんだろう・・・。

ロシア料理、前菜はスモークサーモン、イクラ、ニシンのマリネなどの盛り合わせ。ボルシチにはスメタナというサワークリームを入れていただきます。肉か魚を選べて、私は魚でタラとポテトのソテー、美味しかったけど多すぎて食べきれず。

赤いジュースは「モルス」というビタミン豊富なベリージュース、ロシアの定番の飲み物。ウォッカも最初の乾杯で出て、ロシアでは一気飲みがマナーだそうですが、舐めるだけにとどめておきました。

 

デザートに数種のお菓子。ミニサイズにしてあって可愛い。ロシアで伝統というかよく見かけるお菓子は「カルトーシュカ」(ロシア語でジャガイモ)というお菓子。写真の手前の真ん中の円柱状のものですが、本当は小さなジャガイモのような形。(北海道の「わかさいも」みたいな感じです)ジャガイモは不使用、スポンジのクラムに洋酒やクリームを入れて丸めてココアをまぶしたシンプルなお菓子、見た目がジャガイモっぽいのでカルトーシュカ。しかも上に爪みたいなものが出ていて、多分「芽」を表現、ロシアのお茶目な様子がうかがえるお菓子です。

あとはナポレオンも定番。ミルフィーユのことですが、ロシアのナポレオンはイチゴなどは使用せず、一般的なミルフィーユ、クリームとパイを重ねたシンプルなケーキです。街でよく見かけます。

お菓子もほとんど残してしまい、後ろ髪引かれつつ(笑)退席。午後はぺテルフードという食の見本市と大学交流事業の見学へ。(続く)

 

 

サンクトペテルブルク 交流事業・2(11/19)

11月19日、第三回ワーキンググループ会合。サンクトペテルブルク市政府庁舎で開催。警備が厳重でパスポート必須、荷物検査、身体検査・・・というセキュリティ。(北海道庁は入口のセキュリティチェックはなく、事務所の部屋まで勝手に行けてしまいます…)

 

10時から会合開始。北海道側・サンクトペテルブルク側で向かい合い、ロシア語・日本語の同時通訳がつきます。私はサンクトペテルブルク側の後ろの席へ。何人か報道陣の方々と共に。

 

会合は主に、北海道からサンクトペテルブルクへの技術協力について。

以下簡単に。
・保険医療:医療機関の技術提携、ロシアのMRI画像を北海道医療機関で分析、患者受け入れ
・文化:ロシア芸術の日本公演、日本文化のロシア公演
・観光:10月からサンクトペテルブルク・ビザ緩和ー電子ビザの発行/北海道(千歳空港、候補)に観光情報代表部を開設予定
・建築物改修:歴史的建造物、街並の保存、大規模なリノベーション/寒冷地住宅の技術提供
・廃棄物処理:サンクトペテルブルクの不分別ゴミ問題、リサイクルの取り組み

その他、スピポーツでの交流なども。

地方都市間とはいえロシアは政治的に若干難しい国という印象があります。EU圏とは少し違います。毎年法律が変わったり輸入へのハードルが高かったり。今回の会合も、国対国という印象がありました。

北海道庁国際課ロシアグループの櫻井局長の発言は明確。へりくだることなく、北海道ができる部分を伝え、無理難題は簡単に受けない姿勢に、グレーな発言やリップサービスは厳禁なのだと思い知りました。

最後にサンクトペテルブルク市のマルコフ副知事と北海道の中野副知事で調印式、握手。その後に無事にアートクッキーを贈呈することができました。(贈呈の様子はカメラを渡せず撮れませんでしたが、道庁職員の方の写真があれば、後からアップします…)

 

会合はここで終了。その後、場所を移動して昼食会へ。(続く)

 

サンクトペテルブルク 交流事業・1 (11/18)

11月18日〜23日、ロシア・サンクトペテルブルクへ滞在し、北海道庁主催の第三回ワーキンググループ会合・ワークショップに参加しました。

11月18日は移動のみ。フィンランド航空使用、ヘルシンキ経由でサンクトペテルブルクへ。空港で北海道庁国際課・ロシアグループの方々と共に市内へ。

初めて北海道の中野副知事をお会いしました。穏やかな雰囲気の方です。副知事は18日、19時にサンクトペテルブルクの空港着、翌日の会合へ参加し昼食を済ませて北海道へ戻られるというハードスケジュール。直行便がなく経由して片道12時間以上の移動時間で、滞在時間が約18時間!過密スケジュールの様子が伺えました。

 

2枚の贈呈用アートクッキーを手荷物で。ホテルまで無事に移動できて一安心。

写真のパスポートはサイズ感のため。A4くらいの大きさのアートクッキーです。サンクトペテルブルクのエカテリーナ宮殿、228年前の1791年、初めて大黒屋光太夫という日本人がエカテリーナ二世に謁見したという歴史があります。もう一枚は北海道庁赤レンガ庁舎。2枚をサンクトペテルブルク市へ寄贈します。