月別アーカイブ: 2020年3月

春の雪

色々なことが・・・本当に想定外のたくさんのことが起こります、世界的に。大変な状況の方々がおられる中なので、ひっそりと、小さなつぶやき。

3月中旬にチェコ・スロバキアへ渡航予定でしたが、チェコはいち早く入国禁止に。思ったらすぐ行動する判断の早い国です。今年はチェコとスロバキアが日本交流100年の記念すべき年、アートスイーツのイベントを考えていましたが全て白紙、仕切り直しです。

渡航がなくなり急遽東京へ滞在。三連休の都内は意外に日常の光景、飲食店も百貨店さんも混んでいて少々驚きと不安と。小心者のワタシ、マスク防備で商談をささっと済ませて出来るだけ宿泊先で休み、予定を早めに切り上げて帯広へ戻りました。

十勝上空は空気が澄んでいて抜けるような青空、そして冬の終わり、春先の雪原。この風景を見るとホッとします。帯広空港へ着くと緊張が解けて肩の力が抜けました。(どれだけ東京で緊張していたんだか…)

この時期、雪が降ると積もってもすぐに溶けます。気温が高くて湿った雪、重さもあって樹木に着雪(厳寒の時期は雪がサラサラで樹木には付かないのですが)、樹氷とは違う雪景色が楽しめます。そして日中に気温が上がって、一気に雪が溶けて1日で全く違う景色になります。

 

帯広市内、工房の近くの同じ場所で、一日違いの写真。すごいですよね、雪の美しさも、雪溶けの早さも。ふと思うのは、「自然は美しくもあり脅威でもあり…」ということ、ここにいると感じます。

どうか、多くの困難が最小限に収まりますように。

繁忙期を終えて、ようやく春。

昨年11月からクリスマスシーズンに入り、3月のホワイトデイまでが菓音の繁忙期。昨日、ホワイトデイ最後の納品を確認し、無事に後処理を済ませて5ヶ月間に渡る繁忙期が終了しました。

ここ3年ほどはバレンタインが一番の製造ピークになり2月は朝から夜中まで製造が続きます。工房にこもり、毎日製造から梱包まで同じ作業を丁寧に繰り返します。ほんと忍耐力勝負といいますか、お菓子屋さんの仕事はゆるくないとつくづく思います^^;

今シーズンもご好評いただいたミニチュアケーキ 。

 

繁忙期の2月、十勝は美しい雪景色。気温はマイナス15度、いちばん冷えた時はマイナス20度を下回りました。1月は雪が少なかったのですが2月後半から積雪量が増え、3月に入って数度のドカ雪。朝の雪投げ(雪かき)からの製造はちょっと辛かったです(笑)

2月、繁忙期があまりに辛くて、気分転換に雪遊びをしました。

仕事量が多すぎて心身ともに疲弊してしまい、「工房に帰りたくない」気持ちの日がありました^^;(仕事に入ると気持ちを入れ替え、丁寧に製造しておりますのでご安心を^^)

繁忙期が終わり、ようやく春と思いきや。コロナウイルス で色々制限されることもありますが、感情は流されないように。笑顔で免疫力を上げて次の新しい企画を準備中です!

さて今日も素敵な一日になりますように^^