月別アーカイブ: 2012年1月

十勝生まれ、小樽育ちの純米吟醸酒

「十勝晴れ」と命名された十勝の日本酒。

とかち酒文化再現プロジェクトとして動き出して2年で完成、十勝に31年ぶりの地酒が誕生しました。

十勝・音更町で栽培、収穫された酒米「彗星」、地下水「大雪な水」を

小樽の田中酒造さんで仕込んだ純米吟醸酒。

十勝にも7つの酒蔵があったそうですが、時代の流れや焼酎ブームにおされ、

1985年を最後に十勝から酒蔵が消えてしまったのだそう。

十勝のお酒の協同組合発足100年を記念して「とかち酒文化再現プロジェクト」として動き出したとのことで、ぜひ頑張ってほしい動きです。

十勝は、米も作れるし、難しくても酒蔵が復活したら嬉しい。

十勝には、味噌や醤油、納豆、パン、チーズ、ワインなど、優れた発酵食品のある土地。

だからこそ日本酒も。

この「十勝晴れ」は、内地(道外のことをそういいます)には出さずに、

「十勝でふるまうためのお酒、来た人をもてなすためのお酒」と位置づけるそうです。

素晴らしいことです。どこでも買えるじゃ、ダメ。十勝でだけ飲める、だからこそ価値がある。

今年は500ml×4000本のみだそうです。ぜひ、十勝へ味わいに来てください。

1月28日に行われた発表会、多くのが関わっていることを知りました。

前半は「とかち日本酒再現プロジェクト」の講演会。

小泉武夫氏の日本酒と発酵食のお話し。

米の大切さや発酵食品が体に良いことにはじまり、江戸時代の酒の肴や平安時代の酒など、

幅広い興味深い話しでした。

後半の発表会で、酒粕を使用した惣菜やスイーツの試食会も。

菓音は、酒粕プリン(粕化粧)作ってみました。

酒粕は、乳製品との相性がいいので、牛乳、生クリーム、甜菜糖と酒粕を合わせて

ゼラチンで固めて、小豆の甘煮をしずめました。

いつか商品化する機会がいあれば・・・

 

 

走ってます。

気持ちはめいっぱい走っているのに、実動が追い付かない。

年明け早々にWEBショップ頑張ります!と宣言したのに早くもクローズ、本当にすみません。

2月頭に東京でお仕事、帰ってきたらバクバクと製造。。。個人様用と卸と。

そして4月に新たな展開があります。今年の新しい挑戦、近くなったらまたご案内いたします。

伊勢丹新宿店さんは3月、4月と販売させていただく予定です。

3月はミニチュアケーキ、これは結構自分でも楽しみ。小さな可愛らしい世界を演出します。

写真は昨年のものですが、さらに新しいモチーフやケーキが加わりますので、

東京界隈にお住まいの方、ぜひ見にいらしくてください。

3月15日(木)~(3月は水曜からでなく木曜からです)

4月はイースター(復活祭)をテーマに、卵やうさぎのクッキーたち、日程は4月4日(水)~予定。

東北地方をはじめ、日本が明るく未来に希望が持てるように…という想いを込めて。

そして4月末は、本格的に工房を移転する予定。荷物整理も頑張らなくては。

そんなこんなで、当面WEBショップクローズとなります。本当に年明け早々、すみません。

でも、どうかよろしくお願い致します!!!

ようやく。

今日、帯広保健所の方の立会検査で、ようやく営業許可がおりた。新しい工房の菓子製造業。

土地+物件を入手したのは昨年3月、10月にやっとペンキ塗りして、内装工事して…年末何もできずに、

1月も今になってしまった。

10か月越しの改装と許可…移転はさらに先で4月末頃。

長期の仕事や、2月の極寒の引っ越しは危険とか(言い訳)、時間ばかりが過ぎてゆくけど、焦っても仕方ない。

作業台や照明も、少し時間をかけて気に入ったものを探そう。

今日も、完璧な十勝晴れ! 素敵な場所が作れるよう頑張ろう~

 

*菓子製造業の許可について少し。

入手した物件は、珪藻土のような塗り壁と天井で、これを耐水性にコーティングする作業は自分でやってみた。

菓子製造業の条件としては、『壁と天井が、埃がたまらない、凹凸がない、水洗いができる』こと。

土壁は難しいと言われたけど、珪藻土なら、防水コーティング(内壁用)の水性塗料で大丈夫みたい。(帯広市の場合)

凹凸が若干あるようなら、サンドペーパーでこすって、少しならした方がいいけど。

ただ、コーティング剤を塗り重ねるのが、ちょっと手間。

2分の1に水で薄めた塗料を3回塗って(塗るたびにしっかり乾燥)、原液を2回の計5回塗り。

これでかなりテカテカに光る、ビニール壁のような具合に。

珪藻土のような自然っぽい壁がテカテカになったは微妙だけど、許可がおりたから、まいっかぁ。

アナログな暮らし

新しい工房の準備で、週に1~2回は帯広市岩内町にある工房へ。

川べり、崖の上にある建物だから、とにかく寒くて、早々に水道管を凍らせてしまった。

水道管は解凍して処置したものの、凍結したお風呂場の蛇口部分が壊れて水漏れ。

「毎日、当たり前のように水道が出る」ってコト、都会の便利さなんだと改めて思う。

薪ストーブを炊くのに、薪を割って火をつけて、30分くらいしてようやく暖かくなる。

スイッチひとつで何でも事足りてた生活から一転、アナログってことを実感する。

あーめんどくさい、って少し思うけど、でも、ストーブの火は本当に温かい。

これひとつで、二階までしっかり暖まるし、これで焼いた餅が本当に旨い!

冬場は、食やお茶用のお湯はストーブで沸かせるし、ストーブ調理でピザとか芋とか焼いたり、

煮込み料理だって何でもできる。

アナログは大変。でも、美味しい。

雪かきは大変だけど、またそれもよし…かな。

Webショップ再開

長らくクローズしていたWebショップ、ようやく再開オープンしました。

クローズ中にご来店いただいた方へ、大変ご迷惑をおかけしました。

今年も、出張や工房移転でクローズすることもありますが、できるだけご対応できるよう頑張ります。

どうぞ宜しくお願い致します。