サンクトペテルブルク 交流事業・5(11/21 )

前の投稿から1ヶ月…12月はクリスマス製造に集中し、クリスマスにパリへ行き、帰国後にようやくロシア交流事業の投稿再開です(^^;)

サンクトペテルブルク市内、移動場所によってはメトロが便利。1号線から5号線まであり、ガイドブックにない駅が新しくできていたので、最新情報は現地でチェックを。

 

1回乗車は45ルーブル、約90円。時間やエリアに関係なく一回分でどこまでも乗れます。自動販売機(もしくは窓口)でメトロ用コインを購入、お財布に入れるとコインと間違えそうです… 。無人改札にコインを投入、バーを下げて通ります。

 

 

ホームまでは地下深くまで続くエスカレーター。結構高速です。人が転げ落ちる事故はないのか?と心配したり…。地下鉄は冷戦時代に防空壕の枠割りを果たしたため、地下深く頑丈な構造だそうです。

ホームに着くと両サイドに扉があり、行き先を確認して乗ります。日本と同じ、反対方面へ乗らないように。列車が到着すると扉が開き、列車の扉が開きます。写真では見にくいですが、転落防止扉です。また、奥に電光掲示板の数字があり、前の列車から次の列車の間隔を表示しています。時刻表はなく、この数字で次の列車の到着を待ちます。

 

メトロのお国柄による違いが興味深いですが、日本のように距離によって細かく金額が変わる方が珍しいと思います。一回の乗車が一律の金額は、ロシアやフランス、他にもあるかと。1回分のコインかチケットを購入する仕組み。チェコは乗車時間によって金額が変わリ、フィンランド(ヘルシンキ)はエリアによって金額が変わります。マレーシアはメトロではなくモノレールですが、行き先により金額が変わり、トークンというプラ製のコインを購入して改札に投入するシステムはロシアと同じ。日本のメトロに慣れていると、多分どの国のメトロも簡単に乗れると思います(^^)

市内のスーパーマーケットの食品売り場へ。出来合いのお惣菜やサラダがショーケースにあり欲しい量をオーダーして購入する売り方はロシアでも一般的。ロシアはビーツサラダは日常食、人参サラダや卵サラダもよく見かけます、一緒に並んでいるとカラフルできれい。

パン売り場にもカラフルなロール。フルーツペーストを数種デニッシュに重ねたもの。

 

ロシアのサーモン。カットされた状態のものをよく見ました。ローストするのでしょうか。他にも干物やお寿司のネタ用のもの、サーモンもよく食べられる食です。

あと興味深いのはロシアの食がヨーロッパ文化とアジア文化の影響を受けていること。シチューやサラダ、肉料理などヨーロッパに近いですが、「ペリメニ」という水餃子があり、ラザニアではなく中国の餃子とほぼ同じ。けれど、食べるときにサワークリームを添えていただくという点でヨーロッパ的?食文化は面白いです。

お惣菜の写真の真ん中辺にペリメニがあります。

 

この日の最後に「血の上の救世主教会」を。サンクトペテルブルクの観光名所。おどろおどろしい名前ですが、アレクサンドル2世が暗殺され、弔うためにアレクサンドル3世が建設したもの。何がすごいって内装の壁画が全てモザイク画だったこと。ガイドブックを読まずに「とりあえず」で入館してびっくり。描かれていると思った壁画、天井も全てが小さな色ガラス(WEB情報ではラピスラズリなどの石も使用とありますが)をはめられたものでした。

 

教会はロシア革命による社会主義体制でソビエト政権により1930年代に略奪され、内装も損害を被り、その後修復されて1997年に公開。修復の様子が教会内に展示されていましたが、相当な労力だったと想像します。

 

色ガラスの製造だと思われますが(ロシア語が読めない…)豊かな色合い、グラデーションを表現するのに多数の色が必要です。絵の具を混ぜて作るのとは違い、1色1色のモザイクを作る、果てしない作業です。アイシングでも同じように色を1色1色作っていくので、何だか共感してしまいます…。

 

 

 

興味あることを書いていくと、つい長くなってしまいます。。。