サンクトペテルブルク 交流事業・3(11/19 、午後)

11月19日、昼食会の後はぺテルフード(食の見本市)へ。

年に一度、空港近くの広大な建物の一角で開催、色々な食品会社がブースを構えて商品を展示し商談会が行われます。北海道は2回目の出展。ロシアへ輸出するには検査をクリアしなくてはならず、検査費用も相応にかかるとのこと。展示会へ出品する食品は既に検査済みの物であること、展示品・試食品も全て事前に申告が必要。なので、出展できる食品は限られます。

 

ロシアコーディネーターの方は「日本の果物は大人気」とのことで、梨とメロンの試食品を振舞っていました。ただ、実際には輸出のための輸送手段が乏しく、サンクトペテルブルクまでのコンテナを満載にするほどの輸出量がまだ見込めていないため、空輸で輸送コストがとても高い状況。

会場でロッテホテルの和食職人の方とお会いし、富裕層の方々へ日本食を提供していて、出来るだけ本物をと頑張るけれど食材にはいつも苦労されているとのこと。(後日、この方の和食レストランへお伺いしたのですが、日本酒「獺祭」の上級のものがボトルで10万円でした!)

展示会は国内企業が多い雰囲気でした。乳製品、ナッツ、加工品、などなど。日本からの出店はもちろん北海道ブースのみ(寂しい!)。ロシアの先のEU圏は輸送手段も多いし輸出もされていて日本食材もあるけれど…サンクトペテルブルクはまだまだ時間かかりそうです。

見本市を後にして、再び市内へ。(空港・見本市ー市内は20km、車で30分くらい)

国立文化大学と札幌大谷大学の交流事業の見学へ。文化大学は歴史地区というエルミタージュ美術館のそばにあり建物も重厚で立派な建物。素晴らしい環境です。

大学の部屋です。特別室ではなく学生が一般に使う部屋のようです。こちらでロシアの学生さんがプレゼンテーションを行い、そのレベルの高さに驚きでした。日本語学科の学生さんではありますが、日本語が流暢、プレゼンの合間全て日本語、ロシア語は一切使われません。プロジェクターの指示も先生との会話や質疑応答も!

ロシア学生さんのプレゼンテーション(一人、1テーマ)

・サンクトペテルブルクの銅像
・サントペテルブルクの地下鉄システム
・神道とロシア正教
・社会福祉、車椅子のファッション
・演劇と小山内薫

ロシアは義務教育まで無償、大学は無償枠・有償枠があり学力で無償枠に。教育システムなどの詳細までは聞けなかったけれど、大学生の学力やプレゼンのレベルはやはり高そうです。

大学視察の後、市内のレストラン「ユーラシア」(ロシアで一番大きな飲食チェーン店)で食事会。最後に初めて地下鉄に乗りホテルへ。長い長い一日でした。

(ロシアの地下鉄については後で触れたいと思います)